6月4日からイングランドで開催されるチャーチルカップに、イタリア代表FLマウロ・ベルガマスコ(スタッド・フランセ)が参戦することが明らかになった。84キャップを誇るベルガマスコは肩の故障で今年のシックスネーションズを欠場していたが、5月中旬に発表されたイタリア代表ワールドカップ・スコッド候補に入っており、A代表での肩慣らしを経て、自身4大会目のワールドカップ出場を目指す。
また、元イングランド代表PRマット・スティーヴンス(サラセンズ)もイングランド・サクソンズ(A代表)に名を連ね、チャーチルカップでプレーする予定。2007年ワールドカップに出場したスティーヴンスは、2009年1月にコカイン使用が発覚し、2年間の出場停止処分を受けていた。イングランド代表32キャップを持つ南アフリカ出身の28歳は、左右両PRで強いスクラムが組めると評価が高く、今年のワールドカップ出場が期待されているひとり。
各国セレクターが熱視線を送るチャーチルカップは、世界ランキングで「ティア(階層)2」に属する北米大陸のチームを強化する目的で2003年に始まり、今年はカナダ、アメリカ、イングランド・サクソンズ、イタリアA、トンガ、ロシアの6カ国が参加する。