7月のIRBパシフィック・ネーションズカップ、そして9月のワールドカップに向け、6月1日から10日まで宮崎県で強化合宿を行う日本代表スコッドの、参加メンバー40名(FW22名、BK18名)が発表された。チームを代表して、太田治ゼネラル・マネージャー、ジョン・カーワンヘッドコーチ、菊谷崇キャプテンが意気込みを語った。
<日本代表スコッド 6月強化合宿参加メンバー>
【PR 1】
平島久照(神戸製鋼) 川俣直樹(パナソニック)
【HO】
青木佑輔(サントリー) 堀江翔太(パナソニック) 湯原祐希(東芝) 木津武士(神戸製鋼)
【PR 3】
畠山健介(サントリー) 山下裕史(神戸製鋼) 藤田 望(ホンダ)
【LO】
大野 均(東芝) 北川俊澄(トヨタ自動車) トンプソン ルーク(近鉄) 北川勇次(パナソニック)
眞壁伸弥(サントリー) ジャスティン・アイブス(パナソニック)
【FL/NO8】
菊谷 崇(主将/トヨタ自動車) タウファ統悦(近鉄) マイケル・リーチ(東芝) 西原忠佑(パナソニック)
ホラニ龍コリニアシ(パナソニック) 谷口 到(神戸製鋼) シオネ・バツベイ(パナソニック)
【SH】
田中史朗(パナソニック) 吉田朋生(東芝) 和田耕二(トヨタ自動車) 日和佐 篤(サントリー)
【SO】
ジェームス・アレジ(ノッティンガム=ENG) ショーン・ウェブ(コカ・コーラウエスト) マリー・ウィリアムス(豊田自動織機)
【CTB】
今村雄太(神戸製鋼) ライアン・ニコラス(サントリー) 平 浩二(サントリー) アリシ・トゥプアイレイ(キヤノン)
【WTB】
小野澤宏時(サントリー) 遠藤幸佑(トヨタ自動車) 上田泰平(ホンダ) 宇薄岳央(東芝)
【FB】
ブライス・ロビンス(ホンダ) 立川剛士(東芝) 有賀 剛(サントリー)
<合宿に向けての各コメント>
●太田 治 ゼネラル・マネージャー
IRBパシフィック・ネーションズカップ(PNC)は、アジアとは全く違うレベルの戦いです。勝つためには、すべてのプレーにおいてレベルアップしなくてはいけません。宮崎での合宿は、激しく、厳しい強化合宿になると思います。目標は、PNCを全勝で優勝することで、今回のメンバーは、春からのスコッドとアジア5カ国対抗での戦いを見たうえで、新たなメンバーも加え試しつつ、次のレベルへの引き上げを目指したいと考えています。
●ジョン・カーワン ヘッドコーチ
第1フェーズでは、昨年からアジア5カ国対抗に焦点を置いて、代表チームの選考を行ってきました。第2フェーズでは、チームが目標に向かって、ワールドカップ(W杯)で勝つということを念頭に置いたうえで、この強化合宿ではより多くの選手にプレーする機会を与えて、彼らのパフォーマンス能力を見せてほしいと思います。
4月の第1次宮崎合宿、アジア5カ国対抗での激しい練習、そして試合を通して、大きなゲームプラン、日本代表がやりたいラグビーについては、代表メンバー全員が理解を深めることができたと思います。
アジア5カ国対抗では、非常に高い確率でボールを獲得することができましたが、PNCそしてW杯で対戦する強豪チーム相手ではそう簡単にはいきません。今回の強化合宿での課題として、ボール獲得率のキープができるよう、激しいディフェンスシステムの強化、そしてプレーでは細かい精度を高めていきたいです。10日間ほどの合宿になりますが、その期間を最大限に有効活用し、さらなるレベルアップを意識して臨みたいと考えています。
●菊谷 崇 キャプテン
4月1日から新しくやってきた戦術は、アジア5カ国対抗のレベルではあまり出すことができなかったので、PNCという高いレベルのなかで、やってきたことをしっかり出し切り、通用するか試したいです。そのためにも、6月からの宮崎での10日間でしっかり作り上げていきたいと思います。また、今回新たなメンバーでのスタートとなるので、コミュニケーションのレベルアップと自信を持って、PNCに挑めるよう準備していきたいです。