イングランド・ラグビー協会の規律委員会は18日、プレミアシップ準決勝で暴力行為を行ったレスター・タイガースのCTBマヌー・トゥイランギに対し、5週間の出場停止処分を科したと発表した。
14日に行われたノーサンプトン・セインツ戦の前半32分、トゥイランギは相手WTBクリス・アシュトンともみ合い、アシュトンの顔面を3発殴ったことが問題視されていた。プレミアシップでは10週間の出場停止処分に相当する暴力行為であるが、そもそも騒動の発端はアシュトンの挑発によるものであり、トゥイランギの若さと経験不足、それに本人の反省態度を考慮し、処分は5週間に軽減された。
20歳の誕生日に厳しいレッスンを受けたトゥイランギは、6月23日まで出場不可となり、5月28日のプレミアシップ決勝戦ではプレーできない。また、イングランド・サクソンズ(A代表)として参加するはずだった6月前半開催のチャーチルカップでも出番はなくなった。今シーズンのプレミアシップ最優秀新人賞に輝いたマヌー・トゥイランギは、イングランド代表入りも間近と期待されていたが、今年のワールドカップ・スコッドに選ばれるかどうかは微妙な状況になった。