マーク・チザム
2012年のブランビーズは陣容が大きく変わりそうだ。日本時間17日、オーストラリア代表58キャップを持つLOマーク・チザムがフランスのアヴィロン・バイヨネと来シーズンからの2年契約を交わしたことが明らかになった。2007年ワールドカップに出場したチザムは、2011年大会の代表入りも有力視されており、ブランビーズでは中心的存在だった。
今年のブランビーズは、開幕から2週間もたたないうちにアンディ・フレンド監督を解任し、アシスタントコーチのトニー・レアが代役を務めたものの結果が出ず、リーグ開催中に来季の新監督(ジェイク・ホワイト)を発表するなど迷走。代表91キャップを誇る大黒柱マット・ギタウもフランスのトゥーロン移籍が決まっており、今年のワールドカップで13番が期待されるアダム・アシュリー=クーパーは今季限りでワラタスへ流出する。フランスの複数チームはオーストラリア代表主将も務めるFLロッキー・エルソム獲得を狙っており、プレーオフ進出がほぼ絶望となったいま、ブランビーズのフロント陣は来季の戦力補強にも本腰を入れなければならない。