東京・青山の秩父宮ラグビー場で8日に行われた東日本大学セブンズ選手権大会。全国地区対抗関東2区所属の新潟大が会場を沸かせた。敵陣深い位置へのキックとその再獲得、果敢なセービング、ブレイクダウンでの地道な球への絡み、「伝統の新大タックル」(増田宇宏主将)を見せた。
大学選手権2連覇中の帝京大との1回戦を、前半まで10−10の同点とし(●10−31)、1回戦敗退組によるコンソレーショントーナメント準決勝では、早稲田大を24−14で制した。同トーナメントで準優勝を飾った。勝った部員達は「一生自慢できる」「帰ったら焼肉」と口々に言った。汗で濡れた増田主将は「7人制も(普段行う)15人制の延長。チームの気持ちをひとつにして、あとは選手の判断で(戦った)」と話した。
2年生以上の部員は計22名(1年生は正式入部前)の新潟大は通常、サッカー部、アメリカンフットボール部と共同使用する土のグラウンドで週4回、汗を流している。
(文/向 風見也)