セブンズ強化で大きく出遅れていたアイルランドがついに動き出した。アイルランドラグビー協会は今年、クラブ・セブンズ大会を新設し、15人制が盛んなマンスター、アルスター、レンスター、コナートの4地区で、シニア男子、ジュニア男子、女子を集めて5月7日にキックオフを迎える。21日には全国大会を開催予定で、優勝チームはアイルランド代表として夏のヨーロッパ大会に出場する。
7人制アイルランド代表は、2009年セブンズ・ワールドカップに女子は出場しておらず、男子はジンバブエなどに敗れ18位と下位に沈んでいた。またIRBセブンズ・ワールドシリーズでは、新興国が積極的な参加で成長するなか、アイルランドは2004年の南ア・ジョージ大会を最後に参戦していない。
オリンピック正式種目となったことでようやくセブンズにも注目が集まり、選手育成・強化だけでなく、ファン拡大も期待される。