ウエールズ、スコットランド、アイルランド、イタリアのトップクラブおよび地域代表チームで競う「マグナーズリーグ」は現地時間6日、レギュラーシーズン最終節全6試合を行い、準決勝に進む4チームが決定した。
先週までに4強入りを決めていたマンスター、レンスターに加え、3位だったアルスターも敵地でニューポート・グウェント・ドラゴンズ(ウエールズ)を20−13で下し、プレーオフスポットを確実にキープ。上位3チームをアイルランド勢が独占した。
最後の一枠は、前節終了時点で4位のカーディフ・ブルーズ、5位のオスプリーズ、6位のスカーレッツというウエールズ勢3チームの争いとなり、4位のカーディフが6位のスカーレッツに敗れたため、敵地でアイロニ(イタリア)を12−10で下したオスプリーズが逆転でプレーオフ進出を決めた。今シーズン断トツ最下位のアイロニに苦戦したオスプリーズは、1点ビハインドの後半35分、CTBジェームズ・フックのペナルティゴール(PG)成功で逆転勝ち。もしそのPGが失敗していたら、この日最後に勝利したスカーレッツがプレーオフチャンスをつかむところだった。
また、今シーズン新規参入していたイタリア勢は、ベネトン・トレヴィゾが10位ながら9勝13敗と健闘を見せた。最下位のアイロニは1勝どまり。過去3シーズン連続でトップ4に名を連ねていたスコットランド勢だが、エディンバラ8位、グラスゴー・ウォーリアーズ11位と今シーズンは元気がなかった。
13日から始まる準決勝では、1位マンスターと4位オスプリーズが激突、2位レンスターと3位アルスターが対戦する。決勝戦は5月28日に行われる予定。