ガースロ・スティアンカンプ
2007年ワールドカップ優勝メンバーであり、2010年の南アフリカ最優秀選手に輝いたブルズ(南ア)のPRガースロ・スティアンカンプが、腕の骨折で今季スーパーラグビー中の復帰を見送ることが明らかになった。
ブルズのチームドクターが3日発表したところによると、3月中旬のストーマーズ戦で故障したスティアンカンプのリハビリは順調に進んでいるものの、当初の予定よりは回復が遅く、ワールドカップ連覇を狙うスプリングボクス(南アフリカ代表)の鍵を握る主力選手であることから、復帰を急がない方針を固めた模様。
29歳のスティアンカンプは今年のワールドカップ後、フランスのトゥールーズへ3年契約で移籍することが決まっており、ブルズのジャージを着るのは今年が最後。現在、スーパーラグビー総合順位では8位と出遅れている前王者ブルズだが、7月9日に予定されている決勝まで進めば、南ア最強PRスティアンカンプの復活も考えられるだけに、サポーターはブルズの猛追を期待している。