イングランドラグビー協会は3日、イングランド代表で、ロンドン・アイリッシュに所属するFBデロン・アーミテージに3週間の出場停止処分を言い渡した。アーミテージは4月23日のプレミアシップ、対ノーサンプトン・セインツ戦で、相手SOスティーヴン・マイラーの顔面にパンチを放ち、イングランド協会の規律委員会で事情聴取を受けていた。
試合中のプレーの流れで起きた暴力行為であり、通常ならば2週間の出場停止処分が妥当だが、彼は今年1月1日のバース戦後にドーピング検査を受けた際、検査役員を突き飛ばし暴言を吐いたとして、8週間の出場停止処分を受けた前科があり、猛省を促す意味も込めてもう1週間がプラスされた。
プレー不可となるのは、5月4日〜10日までの1週間と、5月24日〜6月6日までの2週間。つまり、今週末のプレミアシップ最終戦には出場できず、イングランド代表に選ばれたとしても、5月29日のバーバリアンズ戦で彼の姿を見ることはない。
問題児ではあるが、今シーズン最も活躍が光ったFBのひとりであり、ワールドカップ優勝を狙うイングランド代表スコッドの有力候補である。