ジャパンラグビートップリーグのリコーは25日から全体練習を始めた。2007年度からBKコーチを務め、今月に監督就任を言い渡された山品博嗣新監督のもと、「相手よりも速く動く、リロードをする、スタートを切る」という『スピードラグビー』を目指す。
トップイーストに降格した2008年度から指揮をとったトッド・ローデン前監督からバトンを受けた新指揮官は、「選手が熱くなれるチームにしたい。(そのためには)選手の心を満たす」と対話路線を打ち出す。「甘やかすのではない」と前置きをしながら、「選手からきちんとヒヤリングして意見を聞く。心を満たしてグラウンドに立てば技術も体力も伴っていく」。任命を決めた福岡進ゼネラルマネージャー(新任)も「3年チームにいて、選手のパーソナリティもわかっている」と期待する。
新ヘッドコーチのレオン・ホールデンは、5月下旬または6月上旬に来日予定。
(文/向 風見也)