プレミアシップのバースは27日、2003年のワールドカップ優勝メンバーである元イングランド代表LOダニー・グルーコクが今シーズン限りで引退すると発表した。
1972年11月７日生まれの38歳であるグルーコクは、1996年に出身地のコベントリーでプロ選手としてのキャリアをスタート。約15年間にもおよぶプロ生活のなかで、1997年６月７日のアルゼンチン戦でイングランド代表デビューを果たすと、1999年と2003年のワールドカップを含む69試合に出場。2001年と2005年には４年に一度結成させれるドリームチーム、ブリティッシュ＆アイリッシュ・ライオンズのメンバーとしても活躍した。プレミアシップでは、1997年から４シーズン、サラセンズでプレーしたあと、2001年からバースの中心選手として226試合に出場した。
気性が激しく、ラフプレーにより10回以上も出場停止処分を受けており、2005年のニュージーランド戦では、相手HOケヴィン・メアラムの指を噛んで２カ月間も試合出場を許されなかった過去がある。しかし、特にラインアウトとスクラムで献身的に働く姿は多くの尊敬を集め、長い現役生活につながった。
引退後もチームに残り、バースアカデミーで若手育成に携わる予定。