ドリュー・ミッチェル
ワラビーズファンに嬉しいニュースが飛び込んできた。先週末のスーパーラグビーで負傷退場し、9月開幕のワールドカップ出場は絶望と見られていたワラタスのWTBドリュー・ミッチェルが、早ければ8月上旬にもグラウンドに戻ってくる可能性が出てきた。
23日のレッズ戦、前半18分にミッチェルはキックチェイスで左サイドを走りだした際、それをブロックしようとした相手NO8スコット・ヒギンボッサムと接触し、足を痛めて担架で運ばれていた。
オーストラリアの新聞『シドニー・モーニング・ヘラルド』によると、右足の腓骨(ひこつ)骨折と足首脱臼の手術は成功し、ミッチェルは担当医から12〜14週間は安静するよう指示を受け、8月上旬復帰に強い意欲を見せているという。6〜8週間は右足に体重をかけることは許されず、集中的なリハビリは約2カ月間続く。また、ファンやメディアから非難を浴びている事故の相手、ヒギンボッサムと会話したことも明かし、新たな気持ちで再生への道を進む。
代表55キャップを誇る勝負強いフィニッシャーが奇跡のカムバックとなれば、3度目の世界一を狙うオーストラリア代表にとって最高の起爆剤となる。