イタリアラグビー協会は23日、ニック・マレット代表監督がワールドカップ後にチームを去ることを明らかにした。次の監督候補には、フランスのペルピニャンで現監督を務めるジャック・ブリュネルの名前が挙がっている。
マレット監督は2007年10月にピエール・ベルビジエ前監督の後任としてイタリア代表の指揮官に就任すると、アズーリを北半球強豪国と互角に戦えるチームに成長させ、今年のシックスネーションズでは当時世界ランキング5位のフランスを破る快挙を成し遂げた。南アフリカ代表でも4年間の監督経験があり、1997年から98年にかけては17連勝を記録するなど、世界的名将のひとりである。
イタリアは今年のワールドカップで、オーストラリア、アイルランド、ロシア、アメリカと同組に入っており、マレット監督には同国ラグビー史上初のワールドカップ8強入りが期待されている。