23日に初練習を行った今季の東芝では、NO8豊田真人が新主将となった。和田賢一新監督は、「『ラグビーはFW』が持論。主将もFWから選びたかった。なかでも豊田は愚直に前に進める」と任命の理由を語った。
東海大仰星高、東海大と各カテゴリーで主将を務めてきた豊田は、社会人での主将就任を3月上旬に告げられた。その瞬間を「待っていましたね。自分にも思いがあったんで」。いつかは東芝でも主将を務めたいと考えていた。「去年負けて(無冠で)終わって、悔しくて…。去年のチームもいいチームだった。新しいものを作りながらも勝って、それを証明したい」。目指すスタイルは、看板の「スタンディングラグビー」だと語る。「他のチームも色々とやってきますけど、それに合わせるんじゃなく、僕らしかできないラグビーで、観ている人にメッセージを感じてもらえるようにしたいですね」。
チームの春季初戦は5月14日の中国電力との定期戦。広島・坂グランドで15時キックオフされる。
(文/向 風見也)