イベント実行委員長の村田祐造氏 スリーチアーズをする東大ラグビー部員
4月23日土曜日、東京大学・駒場キャンパス900番講堂にて、「東京大学ラグビー部 東日本大震災復興支援チャリティイベント がんばろう!日本 ― ラグビーが日本の男を育てる ― Rugby will refresh the world.」が行われた。
今年、東大ラグビー部は創部90年を迎える。本日はその記念イベントを予定していた。しかし3月11日の大震災を受け「自分たちはどうあるべきか」と、東大ラグビー部OBでイベント実行委員長の村田祐造氏(三洋電機入社のちに独立。日本代表テクニカルコーチ、三洋電機・NECラグビー部のスタッフなどを歴任)と現役部員らが、ミーティングと準備を重ね、きょうを迎えた。
パネルディスカッション。左から長澤重俊氏(株式会社はくばく社長)、藤島大氏(スポーツライター)、本郷谷健次氏(千葉県松戸市市長)、
岡村正氏(日本商工会議所会頭)、村田祐造氏(スマイルワークス株式会社代表)。藤島氏(早大ラグビー部OB)以外はすべて東大ラグビー部OB
強い雨にもかかわらず会場には約300人もの人が訪れ、募金活動、講演会、パネルディスカッション、午後は元日本代表や現役トップリーガーを招いたタグラグビー教室が行われるなど、10時から17時までのイベントは終始熱気に包まれた。
村田氏は「東大ラグビー部はある意味で、何の為にラグビーをやるのか、常にその問題をつきつけられる。日本を担う人間になるための勉強・研究などを重ねる中で、全力でラグビーをやることの意味を常に考えます。日本を支える人間になろう、そういった意味での今回のイベント名の“男”です。それは性別というより観念。たくさんのOBや仲間に集まっていただき、予想以上の盛り上がりに驚いています」と感慨深げだった。
オープニングで自身の曲「楕円桜」を歌ったシンガーソングライターの渡瀬あつ子さん。福島県南相馬市出身で、実父は南相馬市前市長の渡辺一成氏
パナソニックワイルドナイツ、ブルーのジャージーを本日初披露!(写真は右から相馬朋和、三宅敬、水間良武コーチ)
ほかにもNEC、リコーから選手・スタッフがタグに参加した
(文・写真/松本かおり)