ラグビーリパブリック

2016年リオ五輪でメダル獲得狙うオランダ女子 今年中にセミプロ誕生か

2011.04.19


 


 女子ラグビー界で近年注目を集めている大会のひとつに、「アムステルダム・セブンズ」がある。1972年にオランダのアムステルダム・ラグビークラブによって組織されたこの大会は、当初、国内の男子チームによって細々と行われていたのが、いまや世界中から男女チームが集うようになり、今年の大会(5月21日開幕)に、女子は史上最多の24チームがエントリーしている。開催国オランダのほかに、カナダ、スペイン、ブラジル、ドイツ、イタリア、カザフスタン、グルジア、ロシア、ポルトガル、ベルギー、ノルウェーの代表チームも参戦し、女子優勝チームには1500ユーロ(約18万円)が贈られる。
 今年のラスベガス大会で準優勝、香港大会で3位入賞を果たした女子7人制オランダ代表は、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックでメダル獲得を目標に本格的な強化を進めており、現在、12人のエリートメンバーと5人の育成メンバーを中心に、週4回のトレーニングを実施。今年中には、20人のセミプロ選手(報酬あり)を誕生させる計画もある。
 ちなみに女子7人制オランダ代表は2009年セブンズ・ワールドカップに出場し、1勝3敗の成績に終わった。しかしその1勝は、優勝したオーストラリアをリーグ戦で破ったフランスから奪ったもので、5年後のミラクルを、彼女たちは本気で信じている。

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