ラグビーリパブリック

NZカーターのバックアップ候補 あご骨折で残りのスーパーラグビー絶望

2011.04.17


コリン・スレード


 


 地元開催のワールドカップで、優勝以外は許されないオールブラックスに悪いニュースが飛び込んできた。オールブラックスの10番を着るのは世界最高峰の司令塔ダニエル・カーターでほぼ間違いないが、そのバックアップ要員として期待されていたハイランダーズのSOコリン・スレードが、15日のレベルズ戦で相手FLマイケル・リップマンと衝突した際にあごを骨折し、残りのスーパーラグビー出場がほぼ絶望となった。スレードは開幕前の練習試合でも同じ個所を骨折しており、今年2度目ということで、全治まで約2か月かかるとみられる。
 23歳のスレードは昨年9月11日のオーストラリア戦でオールブラックスデビュー。今季スーパーラグビーで快進撃を続けるハイランダーズの司令塔として奮闘し、代表セレクターたちの注目を集めていた。
 頼みのカーターは3月末のシャークス戦で太ももの裏側を痛め、4月はまだ試合に出場しておらず、“万が一”の事態は十分に考えられる。世界で最もタフな大会のひとつといわれるスーパーラグビーは今年、試合数が増加しており、ワールドカップを前にした選手たちの怪我も気になるところだ。