ラグビーリパブリック

ワールドシリーズ南アフリカ大会の舞台 ジョージからポートエリザベスに移転

2011.04.14

 南アフリカラグビー協会は13日、IRBセブンズ・ワールドシリーズ南アフリカ大会の会場を、ジョージからポートエリザベスに移すことを正式に発表した。今年12月から今後4年間は、東ケープ州にあるネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアムが7人制トッププレーヤーたちの目標の舞台となる。
 IRBセブンズ・ワールドシリーズは1999年からスタートし、南アフリカではこれまで、ステレンボッシュ(1シーズン)、ダーバン(2シーズン)、ジョージ(9シーズン)で開催。西ケープ州の保養地として人気があるジョージはラグビー熱も高く、セブンズの国際舞台として定着していたが、会場移転は以前から噂されており、複数が招致を表明していた。ケープタウン市内の中心地に、2010年サッカー・ワールドカップ用に約500億円をかけて建設されたケープタウンスタジアムも有力候補に挙がっていたが、南アフリカ協会は国際的観光都市で期待できる経済的成功よりも、東ケープ州の、特に黒人層へのラグビー普及拡大を優先したといえる。ポートエリザベスはスーパーラグビー新規参入を目指す“南ア第6のチーム”「サザンキングス」の本拠地でもある。

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