大学選手権3連覇を狙う今季の帝京大は、森田佳寿が主将を務める。1年次からSOやCTBのレギュラーだったBKラインの核だ。昨季終了後に行われた4年生同士での話し合いを経て、3月上旬に正式就任した。岩出雅之監督には「人間的に思慮深く、率先してきちっとした行動をする。学生が信頼を寄せるすばらしい人物です」と評価される。
本人は「ラグビーでも私生活でも、最上級生がこのチームの基準というものを示す。(それに達しない)3年生以下には率先して関わって、高めていきたいです」と語る。現在は、昨季の日本選手権期間中に捻挫した左足首内側のリハビリに取り組みつつ、自身卒業後もクラブに根付くような「基準」作りについて、スタッフ、選手らと話し合っている。
(文/向 風見也)