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男子セブンズ日本代表 オーストラリア大会後の村田監督・山内主将コメント

2011.04.03

 セブンズ・ワールドシリーズのオーストラリア大会を終え、男子7人制日本代表の村田亙監督と山内貴之主将がコメントを発表した。日本代表はボウルトーナメント準々決勝でアメリカに敗れたものの、シールドトーナメント準決勝、決勝と勝利し、昨年の同大会に続き、シールドトーナメント優勝で大会を終えた。


 


 


■男子7人制日本代表 村田亙監督 コメント
 香港セブンズを終えて、チームとしては調子がよかったと思います。今回のオーストラリアでどれだけ戦えるか楽しみでした。プール戦で南アフリカに後半5分までリードをして、結果敗れてしまいましたが、南アフリカを相手にそれだけ戦えたことは、選手たちは自信を持つことができたのではないでしょうか。
 今日はボウルトーナメントの優勝を目指しましたが、アメリカ戦は最後終了のホーンが鳴った後に逆転されてしまいました。しかしその後は気持ちを切り替え、シールドトーナメントの準決勝、決勝とフィジカルの強いチームに日本らしいラグビーができたと思います。ラトゥイラ選手、山内主将、成田選手などトップリーガーとして体を張って奮闘してくれました。坂井選手はキック(キックオフ、コンバージョン)でチームに貢献してくれ、おかげで試合を組み立てることもできました。オーストラリアから参加の中濱選手もボールをキープしてチームに貢献してくれました。
 シールド優勝できたことで、チームを誇りに思いますが、その優勝は我々の力だけではなく、支えてくれた周囲のみなさん、サポーターのみなさんのおかげです。
 今回の遠征は震災の影響が残るなか、我々が何ができるか話し合いましたが、プレーで見せるしかないという結論にいたりました。これからもチームの成長をはかるとともに、ラグビーとして何ができるか、考えていきたいと思います。ご声援ありがとうございました。


 


 


■男子7人制日本代表 山内貴之主将 コメント
 このオーストラリア大会は、プール戦は全敗となってしまいましたが、最終的にシールドトーナメントで優勝できたことは、素直に嬉しく思います。大会を通じて、小さな怪我をした選手もいましたが、最後までチームとして踏ん張れました。
 今回、主将として臨んだ遠征でしたが、いつもと変化はありませんでした。主将という肩書きはついていましたが、特に気負いはなく試合をできたと思います。ただ、1日目に足を痛め、出られなかった試合はもどかしかったです。南アフリカ代表戦では、出場した選手たちが積極的にボールをキープし、特に前半は攻め続けたことが、善戦につながったのだと思います。
 日本代表はチームとして潜在能力があるので、それをコンスタントに出せるかが、これからの課題だと思います。
 現在、日本が大変な状況のなか、香港、オーストラリアと遠征できたことに感謝します。今回の遠征で得たものを、今後チームや個人として生かして、恩返しをしていきたいと考えています。応援してくださった皆様、支えてくださった皆様、ありがとうございました。

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