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法政大学の新主将はWTB竹下 再生への道は意識改革から

2011.04.02

 昨季リーグ戦1部を2勝5敗の7位と苦しんだ古豪・法政大。今季の主将は、東福岡高出身のWTB竹下祥平が務める。「僕自身、人前に立つのは苦手」と言うが、駒井孝行監督や現役部員、昨季卒業生ら複数の証言によれば、ほぼ満場一致で就任が決まったようだ。
 新チーム始動にあたり、部の寮に住む4年生全員に役職がついた。これは最上級生の総意を反映させた結果で、「役職が与えられたら1人ひとりが責任を持って行動すると思います」と竹下は話した。昨季チームは、一昨季低迷していた日本大(●17−25/2010年9月26日)、大東文化大(●11−40/2010年10月16日)に敗れたが、竹下はその2試合を怪我で欠場。当時の様子を「歯がゆかったです。流れを変えるプレイヤーになれると思っても、そこに居なかった…」と振り返り、「僕たちのレベルはこんなものじゃない、『勝てるんじゃないか』という安易な気持ちがチーム全体にあったかもしれない」と反省した。今後は「周りの環境に流されるのではなく、コツコツ地道にやる。自分たちの練習してきたことを信じて(試合を)やって、だめだったらもっと頑張る」という意識を全員で持ち続けたいと語った。


(文/向 風見也)

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