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スコットランドなど勝利締め、トゥイランギ復帰、フィジーはフランスに初勝利


アルゼンチン戦で突破するスコットランドのSOアダム・ヘイスティングス(Photo: Getty Images)


 ラグビーワールドカップ2019の開幕まであと300日となった11月24日、日本はオープニングゲームで対戦するロシアとの前哨戦に32−27と勝ったものの、ワールドカップ出場国に楽な相手などいないことを再認識させられた。

 日本と同組に入るその他のライバルチーム、アイルランド、スコットランド、サモアは、いずれも勝って11月の国際マッチシーズンを終えている。

 アイルランドは多くの若手に経験を積ませた24日のアメリカ戦で8トライを挙げ、57−14で勝利。今年は欧州6か国対抗戦(シックスネーションズ)で全勝優勝を遂げ、6月のオーストラリア遠征で1敗を喫したものの39年ぶりに同地でのテストシリーズに勝ち越し、秋は世界ランキング1位のニュージーランドを破るなどして、11勝1敗という戦績だった。

 スコットランドは南半球4強の一角であるアルゼンチンに14−9で勝ち、今年の戦いを締めくくった。9−6で迎えた後半25分、WTBショーン・マイトランドがこの試合唯一のトライを挙げてリードを広げ、堅守で接戦を制した。

 スペインに遠征したサモアは、28−10で勝利。11月はアメリカとジョージアに連敗し、地元メディアに「敵は自分たちのなかにある」と書かれ自軍を見直すことを求められていたが、勝って自信を取り戻し、ワールドカップイヤーを迎える。

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試合後、ジャージーを交換するNZのキアラン・リード(左)とイタリアのブラーム・ステイン
(Photo: Getty Images)

 ワールドカップ3連覇を目指すニュージーランドは今年、南アフリカとアイルランドに敗れたが、最後はローマでイタリアを66−3と圧倒し、シーズンを終えた。

 前回のワールドカップは南半球勢がベスト4を独占したが、現在の世界ランキングが示す通り、今秋は欧州勢の好調ぶりが目立ち、アイルランドに次ぐ世界ランキング3位のウェールズは、南アフリカに20−11で競り勝ち、テストマッチ9連勝(今年10勝2敗)となった。

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けがから復活し2年8か月ぶりにテストマッチ出場を果たしたイングランドのマヌー・トゥイランギ
(Photo: Getty Images)

 世界ランク4位のイングランドは、11月はニュージーランドに1点差で敗れ、日本のチャレンジに苦しんだ試合もあったが、3勝1敗で秋の戦いを終えている。初戦では南アフリカに競り勝ち、24日のラストゲームはオーストラリアを37−18で降した。

 だが、最後に主役となったのはフィジーだ。24日にパリ郊外でフランスと対戦し、21−14で逆転勝ちしている。元ラグビーリーグ(13人制)のスターで今年15人制代表デビューを果たしたCTBセミ・ランドランドラと、セブンズでも活躍するWTBジョシュア・トゥイソヴァがトライを挙げて前半を2点差で折り返し、後半は相手に得点を許さず、SOベン・ヴォラヴォラがPGを3本決めて“ジャイアント・キリング”となった。
 フィジーがフランスを倒したのは初めてで、しかも敵地での大きな1勝となった。

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