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ラグビー大国のNZとイングランド4年ぶり激突へ エディーはアシュトン起用


4年前にトゥイッケナムで対戦したときは24−21でNZが勝った(Photo: Getty Images)

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イングランド代表として4年ぶりに先発するクリス・アシュトン(Photo: Getty Images)

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イングランド戦へ向けて練習するオールブラックス(Photo: Getty Images)


 北半球と南半球のラグビー大国、イングランド代表とニュージーランド代表が4年ぶりに激突する。両チームは1年後に日本で開催されるラグビーワールドカップで優勝を争うと見られており、11月10日にトゥイッケナム・スタジアムでおこなわれる2強の対決は世界が注目のビッグゲームである。


 前日本代表指揮官の名将エディー・ジョーンズがけん引するイングランド代表は、今年のシックスネーションズ(欧州6か国対抗戦)で5位に終わり、6月の南アフリカ遠征でも負け越して、最新の世界ランキングは4位。しかし、2015年の自国開催ワールドカップで屈辱のプールステージ敗退を喫したあと、ジョーンズ体制となって26勝6敗(勝率81.25%)と好調で、ニュージーランド代表が持っていたテストマッチ18連勝の記録に並び、2016年と2017年はシックスネーションズ連覇を達成、ニュージーランド代表が最も警戒するチームのひとつである。

 オールブラックスの愛称で知られるニュージーランド代表は、テストマッチですべての対戦相手に勝ち越している唯一のチームであり、ワールドカップでは最多の3回優勝、世界ランキングは2009年11月16日から9年間ずっと1位の最強軍団だ。

 両チームの対戦成績はニュージーランドが32勝1分7敗と大きく勝ち越しており、黒衣の男たちは4年ぶりの対決で6連勝を狙う。イングランドは2012年12月1日以来のオールブラックス戦勝利に燃える。

 今週土曜日(現地時間)の対戦へ向け、それぞれ試合登録メンバーを発表した。

 ホームで戦うイングランドは、2015年にスコッドから落選して悔し涙をのみ、2大会ぶりのワールドカップ出場を目指すWTBクリス・アシュトンが14番で4年ぶりに先発チャンスを与えられた。先週末の南アフリカ戦で初キャップを獲得した29歳のPRベン・ムーンは背番号1を任され、オールブラックスに挑む。そして、南ア戦でスターターだったFLトム・カリーが足首を負傷したため、22歳のサム・アンダーヒルが背番号7を獲得し、特にラック周辺での活躍が期待される。ブラインドサイドFLで先発するブラッド・シールズはニュージーランド出身で、今年6月にイングランド代表デビューを果たして以来(両親がイングランド出身)、初めて母国の代表チームと対戦することになり、ハリケーンズのチームメイトだったFLアーディー・サヴェアやSOボーデン・バレットなどと激突することになる。痛めていた腰部が回復したLOコートニー・ロウズはリザーブに名を連ねた。

 ニュージーランドは、横浜でのオーストラリア戦(10月27日)で背番号1をつけていたジョー・ムーディーが今週のトレーニング中に目を負傷したため、今年6月にデビューしたばかりのカール・トゥイヌクアフェが左PRで先発する。横浜でリザーブだったLOブロディー・レタリックとSHアーロン・スミスはスターティングメンバーに復帰し、感染症の病気から快復したジャック・グッドヒューが13番をつけてソニービル・ウィリアムズとともにミッドフィールドでプレーする。そして、膝やふくらはぎなどの怪我に苦しむも、11月3日に東京・味の素スタジアムでおこなわれた日本代表戦で1年ぶりのテストマッチ出場を果たしたHOデイン・コールズがリザーブに名を連ねた。


<イングランド代表 試合登録メンバー>

1.Ben Moon  2.Dylan Hartley(共同主将)  3.Kyle Sinckler  4.Maro Itoje  5.George Kruis  6.Brad Shields  7.Sam Underhill  8.Mark Wilson  9.Ben Youngs  10.Owen Farrell(共同主将)  11.Jonny May  12.Ben Te'o  13.Henry Slade  14.Chris Ashton  15.Elliot Daly

16.Jamie George  17.Alec Hepburn  18.Harry Williams  19.Charlie Ewels  20.Courtney Lawes  21.Danny Care  22.George Ford  23.Jack Nowell


<ニュージーランド代表 試合登録メンバー>

1.Karl Tu'inukuafe  2.Codie Taylor  3. Owen Franks  4. Samuel Whitelock  5. Brodie Retallick  6. Liam Squire  7. Ardie Savea  8. Kieran Read(主将)  9. Aaron Smith  10. Beauden Barrett  11. Rieko Ioane  12. Sonny Bill Williams  13. Jack Goodhue  14. Ben Smith  15. Damian McKenzie

16. Dane Coles  17. Ofa Tuungafasi  18. Nepo Laulala  19. Scott Barrett  20. Matt Todd  21. TJ Perenara  22. Richie Mo'unga  23. Ryan Crotty

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