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伝統戦を制したのは慶應大! 大熱戦の末、明治大倒した!

突破する慶應のNO8山中侃。サポートするのは9月入学の1年生HO原田衛(桐蔭学園出身)
(撮影:松本かおり)


 ラグビーの関東大学対抗戦Aで、伝統校の慶應義塾大学と明治大学が11月4日に東京・秩父宮ラグビー場で対戦し、慶應が28−24で熱戦を制した。慶應はこれで4勝1敗。明治は初黒星で、こちらも4勝1敗となった。

 序盤の明治の攻撃をがまんした慶應が前半7分に先制した。明治が自陣深くでラインアウトを失敗し、ボールを手にしたFL川合秀和がインゴールに突っ込んだ。
 14分、明治が敵陣22メートルライン内のスクラムでターンオーバーし、FWのパワープレーで取り切ったが、慶應は20分に加点する。ゴール前でペナルティを得るとショットではなくラインアウトを選択し、ボール確保後、FL山本凱が密集から抜けてトライを挙げた。

 追う展開となった明治は31分、相手のラインアウト失敗でボールを得るとスピーディーに攻め込み、アドバンテージをもらってCTB森勇登がディフェンス裏にショートキック、瞬時に反応したFB山沢京平が足にかけてインゴールで押さえ、点差を詰めた。

 しかし38分、相手の反則で敵陣22メートルライン内に入った慶應は、ラインアウトからの連続攻撃でポスト下のゴール前に迫り、FL川合が密集を飛び越えてインゴールに押さえ、21−12で折り返した。

 この試合、慶應の堅守に苦しんだ明治。しかし60分(後半20分)、敵陣10メートルライン付近でSH福田健太が瞬時の方向転換でスペースを作ると、WTB高橋汰地が抜けてそのままゴールへ走り切り、2点差につめた。さらに68分、テンポよくフェイズを重ねてWTB高橋の好走でゴールに迫り、すばやいリサイクルから、FB山沢が左隅にフィニッシュし逆転した。

 だが慶應は76分、ゴール前右のスクラムからショートサイドを攻めたNO8山中侃がパワーでインゴールに押さえ、再逆転。SO古田京のコンバージョンキックも決まり、大熱戦を制した。

 明治は代名詞のスクラムで圧倒したものの、慶應の激しいプレッシャーを受けてミスした場面も多く、痛い1敗を喫した。

 勝った慶應の金沢篤ヘッドコーチは「選手がタフにゲームをしてくれた。最初の4分半、アグレッシブなディフェンスをしてくれたので、今日はその調子で行けるかなと感じだ」とゲームを振り返る。
 終盤のNO8山中の逆転トライについては、「(この試合は)スクラムでプレッシャーを受けていたが、あそこの勝負所でいいスクラムを組んでくれて、山中のトライが生まれた」とFWの奮闘を称えた。

 慶應の次の相手はライバルの早稲田(11月23日/秩父宮)。指揮官は「自分たちのスタイルであるディフェンスを出して、早稲田に挑みたい」とコメントした。
 明治は11月18日、秩父宮で帝京大と対戦する。
 

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