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ワラビーズが勝利締めで来日へ 24点ビハインドからアルゼンチンに逆転勝ち


前半にトライを挙げたオーストラリアの主将、マイケル・フーパー(Photo: Getty Images)


 南半球の強豪4か国が競うラグビーチャンピオンシップで苦戦が続き、最終節で敗れれば、初めて屈辱の最下位になるところだったオーストラリア代表“ワラビーズ”だが、南米で意地を見せた。サルタのエスタディオ・パドレ・エルネスト・マルテアレナで現地時間10月6日、アルゼンチン代表と対戦し、24点ビハインドから逆転して45−34で制した。
 勝って締めくくり、2勝4敗(総勝点9)3位でフィニッシュしたワラビーズは、10月27日に横浜でニュージーランド代表とブレディスローカップ第3戦を戦うために来日する。
 アルゼンチンは初の1大会2勝と健闘したが、ボーナスポイントの差で最下位に終わった。

 前半は明らかにアルゼンチンのペースだった。
 2分、FLパブロ・マテーラがハーフウェイ中央から突破し、そのまま走り切り先制。4分にはSOニコラス・サンチェスが自陣で相手のオフロードパスをスチールし、仲間につないで、FBエミリアノ・ボフェリがゴールへ駆け抜けた。
 14分にオーストラリアがトライを奪い返したものの、アルゼンチンは27分、敵陣深くでアドバンテージを得て攻めたて、中央で切り込んだCTBヘロニモ・デラフエンテからオフロードパスをもらったCTBマティアス・オルランドがフィニッシュし、流れを引き戻した。
 31分には、途中交代で入ったばかりのSOサンティアゴ・ゴンサレス・イグレシアスが敵陣10メートルライン手前から抜け、軽快なフットワークでディフェンダーを翻弄しゴールに持ち込んだ。

 その後、アルゼンチンはPGで加点し、24点差をつけて折り返した。

 一方、セットピースが安定せず、連係プレーに精彩を欠き、反則も多く、悪いムードのまま前半を終えたオーストラリアだが、後半早々、LOアイザック・ロッダのキックチャージからトライを奪い、徐々に流れを変えていった。

 48分(後半8分)には12フェイズ重ね、22メートルライン外から走り込んできたWTBイズラエル・フォラウが抜けて追加点。その約3分後には、ターンオーバーから継続し、連続攻撃をFBデイン・ハイレットペティがフィニッシュした。4試合ぶりに10番をつけたバーナード・フォーリーはゴールキック成功率100%で得点を重ね、28−31と3点差に詰めた。

 その後、アルゼンチンがPGを決めて6点差になったものの、オーストラリアは63分、相手にプレッシャーをかけてゴール前スクラムのチャンスを迎え、“8−9”後にボールはこぼれたが、NO8デイヴィッド・ポーコックが拾い上げてインゴールに突っ込み、フォーリーのコンバージョン成功で逆転した。

 勢いが止まらないオーストラリアはさらに66分、WTBフォラウの好走とSHウィル・ゲニアのサポートで敵陣深くに入り、ボールキープで攻め、SOフォーリーがクロスキック、落下地点に入ったFBハイレットペティがNO8ポーコックとの連係でトライを奪い、貴重な追加点を獲得した。

 オーストラリアは75分にPGで加点し、その後、相手選手の顔面を殴ったHOトル・ラトゥがイエローカードを提示され数的不利となったが、リードを守り切り、勝どきを上げた。

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