国内

日体大、186aと162aの初先発

日体大副務も務めるウインガー、竹田賢二(撮影:福島宏治)


きょう15時、関東大学対抗戦で帝京大にチャレンジする日体大が元気だ。

キャプテン中野剛通を中心に、伝統のランニングラグビーに磨きをかけている。中野はカウンターなどで存在感を見せる大型FB。CTBには突破力に長けた石田大河もいる。個性的なFWはディフェンスにも意欲的。9月30日の明大戦(江戸川区陸上)では、17−31と敗れはしたが、昨年準V校に食らいつき、会場を沸かせた。

今季日体大の実力に厚みを加えているのが、海外出身の1年生たちの存在だ。

この日はLOでフル出場、ミキロニ・リサラ(撮影:BBM)


先週の明大戦、対抗戦で初先発した1年生はLOミキロニ・リサラ(日体大荏原)とWTBハラトア・ヴァイレア(日体大柏)。後半21分には、連続アタックでこの2人が繰り返しフラットなパスに走り込み、明大ディフェンスを押し下げた。

186a、140`と、身長体重とも部内一。ミキことミキロニ・リサラは、その大きな体で連続ディフェンスにも貢献、フル出場した。後半、ターンオーバーを食らってのディフェンス場面でも、機敏に後ろへ戻ってタックル。

「体重はもう少し落としたい。大学に入ってからは、もっと走らなければと思って練習してきました。将来は、トップリーグでプレーしたいから」(ミキロニ)

高校では当初、SO、CTBでプレーしていた。125`あった体重は、大学入学前に140`に。トンガに戻った1週間ほどで一気に増えた。実はこの時が高校3年間で唯一の里帰りだった。久しぶりのお家のご飯が、美味しかった。

「もっと走れるようになりたい」(ミキロニ)
目指すプレーはチーム伝統のスタイルと一致する。

162a、67`。

明大戦では、やはり対抗戦初先発を果たした、小兵の3年生もいた。

後半2分のCTB安城怜のトライをアシストした。WTB竹田賢二、大阪府立摂津高出身のウインガーは、積極的に攻守に絡んで存在感を示した。

ふだんは「副務」として、部内のマネジメントを担う役目も負っている。4年生の主務とともに事務的な作業や、部内外の調整に飛び回る忙しさ。同時に一選手として、紺とブルーの段柄ジャージーを目指すメンバー争いにも、闘志を燃やしてきた。

「ジュニア選手権、春季大会には出てきましたが、対抗戦は初めてです。緊張してしまいました」(竹田)

ファーストジャージーをこの舞台で身につけた興奮は、試合後も続いているようだった。力を出し切った表情は澄み切っている。母・敦子さんに、小さなころから授かってきた言葉がある。「人のために」。副務に自ら願い出たのも、そのモットーの延長にある。

部内で最も「小さな」選手もまた、2018日体大の活力を支えている。


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