セブンズ

17歳、山田響はスピードスター。男子セブンズユース日本代表、金メダル狙う。

社会人相手にも思い切りプレーした17歳の山田響。(撮影/松本かおり)



 スピードには自信がある。
 山田響(やまだ・ひびき)はスクラムにボールを投入すると、自ら持ち出してトライラインまで走り切った。
 10月13日(〜15日)にアルゼンチンで始まるユースオリンピックへの準備を進めている男子セブンズユース日本代表が、9月27日の夜、横河武蔵野アトラスターズと練習試合をおこなった。
 7分×4本でおこなわれ、ユース代表がトライ数で6対4と上回った。

 15歳から18歳の参加資格がある同オリンピック。山田はチーム最年少の17歳で、報徳学園高校の2年生だ。
 ユース代表ではおもにスイーパー(SH/防御時は後方で守る)を務める。報徳学園ではFBとして活躍し、1年時はSOのリザーブとしてチームに貢献した。

 父の影響で4歳の時から明石ジュニアラグビークラブに所属した。174センチ、70キロで、50メートルを6秒1で走る。左足のキックも魅力的だ。
 ただひとりの高校2年生は、「先輩方に頼ってばかりで」と話した。
「フィジカル面でもカバーしてもらっています。もっと自分でリーダーシップをもってプレーすることも大事だと思っています」
 初めての国際舞台に胸が躍る。「金メダルを取りたい」と目標を口にした。

 世界に出る前から高いレベルの選手たちに囲まれ、刺激を受けている。
 自分にないものを周囲の選手たちは持っているからだ。
「小西さん(泰聖/桐蔭学園3年)は、試合中の指示の声が凄い。キッペイさん(石田吉平/常翔学園3年)の細かいステップも」
 自身は伸びのある走りが武器だ。プレーの幅を広げ、もっと大きく成長したい。スピード豊かでまわりも活かせるオールブラックス、ボーデン・バレットに憧れる。

 今回が3回目となる大会には、アルゼンチン、フランス(前回優勝)、日本、サモア、南アフリカ、アメリカの6チームが参加する。男子セブンズユース日本代表は、第2回大会(中国)に続き、2大会連続の出場だ。
 前回大会では予選プールで2勝を挙げるも、最終的には6位に終わっている。

 チームを率いる梅田紘一監督は準備を進める中で、連係が高まってきていることを確認している。残された日数の中で、それを12人全体に浸透させる。
「3つの世界一を持ってチャレンジしようと言っています。そのうちのひとつは、選手たち自身が日本の良さは組織的なプレーと考え、『コミュニケーション』としました。それに加え、真面目さ、勤勉さという特性を活かして『サポート』で上回りたい。もうひとつは『アグレッシブ』です。ディフェンスも前に上がるというより攻撃的に、と」

 指揮官は「選手たちは金メダルを取りたいと言っています。そのサポートをしたい」と話す。
 初戦の相手は南アフリカ。その試合に勝って勢いをつけたい。


■男子セブンズユース日本代表
【FW】
江藤 良 明大1年
大場 丈 東海大1年
菅 涼介 慶大1年
藤井健太郎 立命館大1年
メイン平 御所実高3年

【BK】
石田吉平 常翔学園高3年
植村陽彦 茗溪学園高3年
小西泰聖 桐蔭学園高3年
中西海斗 流経大1年
二村莞司 京都成章高3年
松本純弥 明大1年
山田 響 報徳学園高2年







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