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オールブラックスだけじゃない! 冬のNZは国内もアツい

カンタベリーとの開幕戦でトライを挙げ25−17の勝利に貢献したタスマンのCTBリヴァイ・アウムア
(Photo: shuttersport)


 スーパーラグビーが幕を閉じて2週間。世界最高峰のリーグへ熱視線を送っていたファンにはすぐに次なる関心事が用意されている。南半球の強豪4か国が国の誇りをかけて戦う、ラグビーチャンピオンシップだ。しかし、かのラグビー大国ニュージーランドにおいて、熱狂的ファンの視線は誇り高き国代表“オールブラックス”にのみ注がれるわけではない。彼らの注目は同じくして、国内にも向けられている最中である。

 8月16日の初戦を皮切りに、ニュージーランド国内最高峰のリーグ、マイター10カップ(Mitre 10 Cup)が開幕した。スーパーラグビーの5チームから一気に数を増やして14チームのリーグである。国内規模とはいえ、やはりニュージーランド最高峰のリーグだ。今はまだ地元のクラブで日の目を見る機会をうかがう若手から、オールブラックスのスコッドに入れなかった猛者まで選手の色もさまざまである。世界から脚光を浴びるに十分すぎるタレントが揃うことから、皆さんが好きなあの選手もどこかのクラブで活躍していることだろう。

 ここで今年のリーグを牽引するであろう3つの注目チームを紹介したい。

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NPCなど前身大会から数え14回の優勝を誇るカンタベリー(Photo: Getty Images)

■カンタベリー (http://www.crfu.co.nz/)

●昨季:優勝
●スーパーラグビー地域:クルセイダーズ
●主な所属選手:ミッチェル・ドラモンド(主将)、リッチー・モウンガ、サム・ホワイトロックなど
当リーグにおいて圧倒的な強さを誇り、過去14大会において優勝回数は10回を数える。今季も4連覇を目指して順調な滑り出しを送りたいところであった。次節は25日、勢いに乗るウェリントン戦。

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タスマンの快足BKソロモン・アライマロ(Photo: Getty Images)

■タスマン (http://www.mako.nz)

●昨季:準優勝
●スーパーラグビー地域:クルセイダーズ
●主な所属選手:デイヴィッド・ハヴィリ(主将)、ワイアット・クロケット、リーアム・スクワイアなど
王者の出鼻をいきなりくじいた昨年の準優勝チーム。過去4勝11敗と苦汁をなめ続けてきたが4シーズンぶりに雪辱を果たすことに成功する。優勝への道のりは例年以上に明るい。次節は26日、サウスランド戦。

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ベイ・オブ・プレンティに敗れ黒星発進のタラナキ。中央はセタ・タマニヴァル
(Photo: Getty Images)


●昨季:レギュラーシーズン1位
●スーパーラグビー地域:チーフス
●主な所属選手:ボーデン・バレット、ジョーディー・バレット、スコット・バレットなど
昨季はリーグ戦を1位で終えながら、プレーオフ準決勝でタスマンに惜しくも敗れた。カンタベリーの7連覇に歯止めをかけ2014年には初の王座に輝いた。4年ぶりの王座奪還へ、初戦を落としたのは少し痛手か。次節は24日、ネヘ・ミルナースカッダー率いるマナワツ戦。


 待望の舞台の幕開けは多くのファンの予想を覆すものとなった。昨季プレーオフ王者と、リーグ覇者の敗北を誰が予想できただろうか。次節でカンタベリー、タラナキはホームのファンに初勝利を届けることができるか。タスマンは連勝して勢いに乗れるだろうか。
(文:飯嶋進策)

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