セブンズ

葛飾セブンズに16チーム参加。炎天下の戦いをサムライセブンが制す!

優勝のサムライセブン。スピードとフィットネスを武器に、試合を重ねるごとに力を発揮した。
(撮影/松本かおり)


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コンソレーションの優勝は青山ラグビークラブ。同トーナメントとプール戦の
試合は7分1本勝負でおこなわれた。(撮影/松本かおり)



 下町にサムライたちがやって来た。
 8月5日に葛飾区奥戸総合スポーツセンターで開催された「葛飾セブンズ2018」でサムライセブンが優勝した。チャンピオンシップのファイナルでPSIスーパーソニックスを47-0と圧倒した。

 葛飾セブンズは今回で19回目と伝統ある大会だ。 葛飾区ラグビー協会の主催で2000年にスタート。一時は参加チームが減少した時期もあったが、今回は第1回大会以来の16チームが参加した。

 参戦した顔ぶれは一般的なクラブチームだけでなく、会社のラグビー部、学生クラブ、急造チームなど賑やかだった。
 大会実行委員長の坂本正樹さん(かめありRFC)は多くのチームが参加してくれたことに笑顔だった。
「一時は6チームしか集まらなかったこともありましたが、セブンズへの関心が高まったり、声かけの成果もあってこれだけの人たちが参加してくれました。いろんなカテゴリーのチームがいるので、普段は付き合いのないところと交流できると喜んでもらえました」

 その中で、セブンズに特化した活動を常時おこない、オリンピアンの輩出などを目指しているサムライセブンがスキルとフィットネスの違いを見せつけた。
 酷暑の中で各チームが体力を消耗していったから、試合を重ねるごとにサムライセブンとの日常の差が如実になっていった。チームを率いる吉田義人監督も「積み重ねてきた部分で違いを見せられた」と選手たちを愛でた。

 大会MVPに選ばれたのはサムライセブンの先頭に立つ金淳志(きん・すんじ)だ。他競技からの転向者も多い同チームの中にあって、中学時代(東大阪朝鮮中級学校)から楕円球を追っている28歳だ。
 大阪朝高時代は予選決勝で敗れ、花園の芝は踏めなかった金主将。朝鮮大でもプレーを続け、その後、発足したサムライセブンに加わった。昨年の春には、セブンズ韓国代表の候補合宿に参加した。

 176センチ、85キロのキャプテンは笑顔で言った。
「MVPは、たまたま自分になっただけだと思います。決勝は、チーム全体のディフェンスが良かった」
 他競技からの転向アスリートが多い仲間の中で、金主将は率先して体を張ったプレーをしている。
「口が上手ではないので、プレーや態度で示すしかできない。陸上競技出身の選手に、痛いプレーも必要と知ってもらうことも大事なので」
 出身校のスピリットを忘れていなかった。






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