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6月に南ア代表デビュー。ホンダ2年目のスナイマン、トップリーグの舞台へ。

ブルズでのスーパーラグビーを終えて日本に戻り、いまはホンダの仲間と汗を流すRG・スナイマン
(撮影:多羅正崇)


 8月1日、北海道の網走スポーツ・トレーニングフィールドでおこなわれたサントリーとの練習試合に、ホンダで2年目を迎えたロック、身長206センチのRG・スナイマンが途中出場。チームは7−76で大敗したが、ラインアウト、ボールキャリーで存在感を放った。

 今年6月9日は、スナイマンにとって一生に一度の記念日となった。

 南アフリカ代表“スプリングボックス”の先発メンバーとして、エリスパーク(ジョハネスバーグ)のピッチに立ち、南ア国歌を歌ったのだ。

「本当に特別な瞬間でした。故郷に近いエリスパークでの試合だったので、私にとってはホームゲームでした」

 ジョハネスバーグ南西部の街・ポチェフストルームで生まれたビッグマンは、23歳で代表初キャップを獲得。デビュー戦でイングランドに勝つなど、6月だけで3キャップを重ねた。

 靴のサイズはUKサイズの14(約33センチ)。当然のように子どもの頃から巨(おお)きかった。

「12歳で188センチありました。きょうだいは2人の姉妹がいて、一人はすでに180センチを超えています。もう一人も成長中で、これから高くなると思います」

 高身長で得をしたことは「ラインアウトで活躍できること」。しかしロックの枠に収まりきらない多彩なスキルを持っている。アマチュアレベルでプレーした、父からの助言のおかげだという。

「子どもの頃から、父からオフロードパスなどのスキルもしっかりやっておくように、と教育を受けていました」

 だから華麗なパスで、リンクプレーヤーにもなれる。ラインアウトはもちろん、フィールド全体がスナイマンの見せ場だ。

 昨年度に加入したホンダは、トップチャレンジリーグを1位通過し、自動昇格により1年でトップリーグに返り咲いた。

「(ホンダ加入は)本当に良い決断をしたと思っていますし、今年も戻って来ることができたのは、私にとって非常に良いことです」

 今季で2年目になる日本でのラグビーライフ。人の温かさが印象的だという。

「日本にきて感銘を受けたのは『人』です。みなさん温かく迎えてくれました。チームメイトも本当にウェルカムな雰囲気です。また、彼らはウイットに富んだユーモアのある人たちなので、楽しんでいます」
 
 ホンダのトップリーグ初戦は9月1日、東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれるリコー戦。

 トップチャレンジリーグは経験しているが、トップリーグは初めて。現役南ア代表のビッグマンが、愉快な仲間とトップリーグへ挑む。
(文:多羅正崇)

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