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神戸製鋼のダン・カーター&ヘイデン・パーカー、互いをどう見ている?

7月中旬、コベルコラグビーフェスティバルでファンと交流するダン・カーター
(撮影:榎本芳夫)

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今年のスーパーラグビーで、世界最高峰のゴールキッカーであることを証明したヘイデン・パーカー
(Photo: Getty Images)


 2003年度以来のトップリーグ制覇を目指す神戸製鋼で注目されるのは、やはりニュージーランド出身の司令塔2名だろう。

 いずれも新加入のダン・カーターとヘイデン・パーカーが、外国人枠および特別枠の範囲内で定位置を争うか、いずれかがインサイドCTBに回る形での共演を果たしそう。元ニュージーランド代表コーチのウェイン・スミス総監督のもと、どんなシーズンを過ごすだろうか。

 36歳のカーターは、ニュージーランド代表としてワールドカップ2連覇を達成した国の英雄だ。2015年限りで代表引退も、テストマッチ通算個人得点はいまだに歴代1位。史上最高の司令塔とも言われる。直近の3シーズンはフランスでプレーしており、「複数の国でラグビーをしてきた私の経験上、チームにすぐなじむにはハードワークしないといけない」と意気込んでいる。

 一方でパーカーは、今季のスーパーラグビーで話題を集めた27歳だ。日本のサンウルブズの一員として、同リーグ新記録となるゴールキックの38本連続成功を達成。レコードが途切れた際は、オーストラリアの『RUGBY.COM.AU』で「パーカーは人間だった」と伝えられた。失敗がニュースになったのは、名手の証だ。

 2人は対面前から、互いの存在に関して談話を残している。まず話題のカーターは、パーカーについて「4〜5年前に対戦したことがあります。若い選手で、数年来、成長してきている。彼はフランスでもトップ選手になれると思います。彼と一緒にプレーできることは楽しみですし、彼がさらに成長できるような取り組みをしていきたいです」。かたやパーカーも、レジェンドの加入に喜んでいる。

「いい学びのチャンスです。いろいろなアドバイスをもらって、それを機に成長したいと思っています」

 チームは目下、北海道で合宿中。カーターの目指す「見ていて楽しいラグビー」の構築を急ぐ。

(文:向 風見也)

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