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世界的スター、ダン・カーターが来日。神戸製鋼入団会見に臨む。

キックだけでなく、柔らかなボールタッチ、パスも特級品。
左は福本正幸チームディレクター。(撮影/早浪章弘)



 ニュージーランド(NZ)代表キャップ112を誇り、「世界の至宝」と呼ばれるSOダン・カーター(Daniel CARTER)が7月16日、神戸市内のホテルで神戸製鋼への入団会見をおこなった。

「日本でラグビーキャリアを終えるために来ました」
 覚悟を口にする。フランスのトップ14所属「ラシン92」から、戦いの場を日本に変えた36歳は、チームと2年契約を結んだ。

「神戸製鋼に加わるのは、初めて学校に通う時のようにワクワクしています。この素晴らしいチームで新しい歴史を創りたい」
 神戸製鋼に決めた理由を、ウエイン・スミス総監督やアンドリュー・エリス共同主将らNZ代表などで気心の知れたチームメイトや首脳陣がいたこと。さらには、トップリーグ制覇に向けたビジョンの確かさなどを挙げた。

 カーターは2日前の14日に来日。この日の午前中の練習からチームに合流した。
「体の状態はよく、モチベーションは高いです。でも、いつから試合に出るかは周りと相談してから決めたい」
 試合出場時期に関しては明言を避けた。

 国際試合(テストマッチ)の個人通算得点1598の世界記録を持ち、国際ラグビー統括機関であるWR(ワールド・ラグビー)の年間最優秀選手(MVP)に3度輝いたカーターの会見には、ラグビー界では異例のテレビカメラ8台、報道陣約50人が駆けつけた。注目度の高さを物語る。
 同席した福本正幸チームディレクターは1ファンのようによろこびを表現した。
「まさか彼の隣で記者会見に臨むとは。感無量です」

 カーターは会見のあいさつを日本語でする。
「こんにちは。ダン・カーターです。日本、そして神戸製鋼に来ることができて、本当にうれしいです。よろしくお願いします」
 新しい環境に溶け込もうとする姿勢を鮮明にした。

 神戸製鋼はオーストラリア代表キャップ114、「ミスター・オールラウンダー」の愛称を持つFBアダム・アシュリー=クーパーとともに、世界屈指の経歴を持つ2人を手に入れた。2003年度のトップリーグ元年以来、15シーズンぶり2回目の頂点に向け、準備は整いを見せている。







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