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サンウルブズのブリッツ主将 「ネバーギブアップ約束した」

流大とともに2018サンウルブズの共同主将を務めるヴィリー・ブリッツ。ブルズ戦でも力強くけん引
(撮影:長岡洋幸)


 6月30日にシンガポール・ナショナルスタジアムでブルズ(南アフリカ)を42−37で下し、世界最高峰リーグともいわれる「スーパーラグビー」参戦3年目で初めて、1シーズン3勝、そしてシンガポールで初勝利を遂げた日本チームのサンウルブズ。腰の手術のためチームを離れたジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチに代わって指揮を執ったトニー・ブラウン ヘッドコーチ代行と、ヴィリー・ブリッツ主将らが試合後にコメントを発表した。


■トニー・ブラウン ヘッドコーチ代行

 スーパーラグビーのレベルでは、技術的なことよりも精神的な強さが必要な場面があります。今夜は厳しい瞬間が何度もありました。常にプレッシャーを受けている場面もありましたが、リーダー陣がしっかりとチームを前進させてくれました。素晴らしい働きだったと思います。

 田中(史朗・SH/後半7分から出場)がピッチに入るタイミングは最初から用意していたプランでした。彼は試合の流れを変えてくれると信じていました。実際に彼のインパクトはチームに勢いを与え、そこからたくさんのチャンスが生まれ、そのチャンスを生かすことができました。リザーブメンバーたちも素晴らしい仕事をしたと思います。

 いくつかのミスはありましたが、チャンスはどこかで拾うものです。前半は特にプランどおりにいかなかった部分もありましたが、ディフェンス面ではチームとして自信がついてきたと思います。シーズン当初は前に出ていくディフェンスというのがうまく機能していませんでしたが、徐々にシステムとして機能してきました。今夜の試合はディフェンス面では今シーズン一番いい試合だったのではないでしょうか。

 
■FLヴィリー・ブリッツ主将

 ソフトモーメント(気が抜ける瞬間)はいくつもありました。2、3のミスから失点につながってしまいましたが、我々は次の仕事に集中して取り組むことができたと思います。自分たちのストラクチャー、自分たちのプレーができました。 
 ファンの方たちに向けて、サンウルブズは“ネバーギブアップ”だということを自分たちに約束しました。80分最後までわかりません。最後まで戦うだけ、ずっとあきらめない。我々はそれをずっと意識しています。今回シンガポールで勝ち、サンウルブズは新たな歴史を作りました。シンガポールは我々のホームです。だからこそ、サポートしてくれているファンのためにも勝ちたいという思いがありました。嬉しいです。


■PR浅原拓真 

 プロップとしてはスクラムでプレッシャーをかけられてしまい、そこで勢いを作れなかったことは反省しています。しかし他の部分では自分たちのやりたいラグビーができた部分もありました。試合中、暑さで相手が疲れているのは明らかだったので、そこに付け込まない手はないと感じていましたが、相手の流れを切ることができたのは大きかったと思います。 
 シンガポールには初年度から何度も訪れ、現地の日本人の方々にもサポートいただいていました。3年目でやっと恩返しすることができ、嬉しく思います。 


■CTB中村亮土 

 ラッキーなトライを相手に与えてしまうというミスを犯してしまいましたが、そこで集中力を切らさず、最後まで戦うという意識を持ち続けることができました。(相手に対して)試合前の分析の時から、後半の20分間は足が止まると分析していたので、そこで自分たちが勝負を決めるというマインドを持っていました。最後の10分間で勝ち切ることができ、チームの成長を感じましたし、自信につながりました。オーストラリアでの最後の2戦(7月7日:ワラターズ戦、7月13日:レッズ戦)にもいい勢いをつけることができたと思います。 

RMワールドカップ2019ラグリパcolumn2