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スコットランドがW杯へ向け優秀頭脳獲得 13人制の名将がスタッフ入り


2013年にスーパーリーグを制したときのショーン・ウェイン氏(Photo: Getty Images)

 来年のラグビーワールドカップで日本代表のライバルとなるスコットランド代表に、ラグビーリーグ界(13人制)で成功を収めた名将の頭脳が加わることが明らかとなった。
 スコットランドラグビー協会は6月25日、ウィガン・ウォリアーズのヘッドコーチを務め13人制の北半球最高峰リーグと呼ばれるスーパーリーグの優勝に2度導いたことがあるショーン・ウェイン氏(53歳)が、同協会のハイパフォーマンスコーチに就任すると発表した。

 自身も13人制のプロ選手として140試合以上に出場し、イギリス代表としてもプレーしたことがあるウェイン氏は、現在、ウィガンで8季目の指揮を執っている最中で、15人制へ移る前に通算6つ目のトロフィー(ワールドクラブチャレンジ優勝など含む)を手にする可能性がある。そして、スーパーリーグの2018シーズンが終わる10月以降に、スコットランドで新たな職に就く予定だ。

 元イングランド代表CTBで2003年ワールドカップの優勝メンバーであり、現在は解説者としても活躍しているウィル・グリーンウッド氏は、ウェイン氏を高く評価しているひとりで、イングランド代表の新しいディフェンスコーチに推していた。

 スコットランド代表に関わることとなったウェイン氏は、「素晴らしい機会であり、新鮮なチャレンジ」と意気込む。スコットランドのトップ選手たちのスキル、特にディフェンス技術、ハンドリング、タイトファイブ(PR、HO、LO)のアジリティスキルなどに焦点を当てて指導力を発揮することになりそうだ。「スコットランドのゲームのやり方は、速く、高度に熟練しており、積極的」と見ているウェイン氏。「そこは私が貢献したいと思っている部分であり、さらに発展するのを手伝いたい」とコメントした。

 現地メディアによれば、スコットランド代表のグレガー・タウンゼンド ヘッドコーチとは以前から交流があって互いを尊敬する関係で、かつてウェイン氏がスコットランド代表のトレーニングキャンプを訪れ、タウンゼンド氏がウィガン・ウォリアーズを訪問したこともあるという。

 スコットランド代表を率いるタウンゼンド ヘッドコーチは、「ゲームの技術面だけでなく、コーチングの幅広い面でも、我々はショーンから多くのことを学ぶことができる。ショーンがラグビーリーグからもたらすものは、すぐに取り入れることが可能であり、本物の価値を追加するだろう」と期待している。

 スコットランド代表は現在、世界ランキング7位。今月はアメリカ大陸に遠征し、エドモントンでカナダ代表を圧倒したあと、ヒューストンでアメリカ代表相手に屈辱的な初黒星を喫してしまったが、南米のレシステンシアでアルゼンチン代表に快勝し、2勝1敗でサマーツアーを終えた。

 2019年のワールドカップでは日本代表と一緒のプールAに入り、ベスト8入りを決める大一番になるかもしれない日本代表×スコットランド代表戦は、プールステージ最終日に横浜国際総合競技場(日産スタジアム)でおこなわれる。

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