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南半球ビッグ3の底力。豪州はアイルランド下し、南アは21点差ひっくり返す

アイルランド戦終盤にトライを挙げた豪州のポーコック(グレーのヘッドキャップ)
(Photo: Getty Images)

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同時先発で歴史に名を刻んだNZのバレット3兄弟。左からジョーディー、スコット、ボーデン
(Photo: Getty Images)

 6月のテストマッチシーズンが始まり、9日、海外では、ワールドカップ優勝経験がある南半球のビッグ3が強さを見せた。

 世界ランキング1位のニュージーランド代表“オールブラックス”は地元オークランドにフランス代表を迎え、52−11と圧倒。序盤にインターセプトトライを許すなどし、3点ビハインドで折り返したが、47分(後半7分)に11−11の同点に追いつくと、52分過ぎから7トライの猛攻でレ・ブルーを退けた。

 今年のシックスネーションズで全勝優勝を果たした世界ランク2位のアイルランド代表はオーストラリアに乗り込み、ブリスベンで同国代表“ワラビーズ”との第1戦に臨んだが、ゴールドジャージーのホームチームが18−9で接戦を制した。
 オーストラリアは8−9で迎えた68分、敵陣深くでの相手ボールスクラムを押し込んでペナルティを得、ショットを選択して逆転。71分にもキック&チェイスでプレッシャーをかけて敵陣深くでマイボールとし、タップから攻め、連続攻撃をFLデイヴィッド・ポーコックがフィニッシュして勝利を引き寄せた。
 オーストラリアの守りは堅く、アイルランドにトライを許さなかった。

 世界ランキング3位のイングランド代表は南アフリカに遠征し、指揮官が替わったばかりの同国代表“スプリングボックス”とジョハネスバーグで激突。
 イングランドはバックスが躍動して最初の16分間で3トライを挙げ、最大21点差をつけたが、そこからゲームをひっくり返され、ラシー・エラスマス新ヘッドコーチに初勝利を贈りたいスプリングボックスが42−39で激しい点の取り合いを制した。
 南アは、この試合が初キャップとなったWTBシブシソ・ンコシの2トライなどで点差を詰め、38分にはラインアウトからのモールドライブ後、右へボールを動かし、FBウィリー・ルルーがディフェンスを破って逆転トライを挙げた。
 南アの勢いは止まらず、64分には新鋭WTBアピウェ・ディアンティもデビュー戦トライを記録。
 テストマッチ3連敗中のイングランドも意地を見せ、69分にLOマロ・イトジェが長い腕を活かしてファイブポインターとなれば、77分にはWTBジョニー・メイが50メートル以上疾走して3点差に詰めた。
 しかし、逆転を狙うイングランドは79分にも敵陣に入ったが、南アはLOのRG・スナイマンがラインアウトでスチールし、ボールをキープして逃げ切った。

 上記対戦カードはそれぞれ3試合おこなわれる。

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トライを挙げて南アに勢いをつけたウィリー・ルルー(Photo: Getty Images)

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