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パリッセ主将は不参加だが… 来日するイタリア代表に若き注目株多数


今年のシックスネーションズで大活躍したマッテオ・ミノッツィ(Photo: Getty Images)

 6月に日本代表と2試合をおこなうイタリア代表の来日メンバー31人が発表され、テストマッチ通算出場世界歴代4位タイの134キャップを誇るNO8のセルジョ・パリッセ主将は来日しないことが明らかとなった。今年3月17日のスコットランド戦(シックスネーションズ)で史上初のテストマッチ100敗を喫した34歳の闘将は、所属するフレンチクラブのスタッド・フランセでもキャプテンとして奮闘し続けていたため、コナー・オシェイ ヘッドコーチは休養を与えた。

「今回のツアーは来年日本で開催されるワールドカップへ向けてチーム作りを進める絶好の機会。良いパフォーマンスを結果に変えるために、グループ内に必要なプレッシャーをかけたい」と指揮官は語っており、チャンスを与えられた選手たちはワールドカップスコッド入りをアピールする大事な日本遠征となる。

 日本代表とイタリア代表は過去に6回対戦しており、前回、2014年6月21日に東京・秩父宮ラグビー場にて日本代表が26−23で初勝利を遂げたときも、パリッセ主将は来日していなかった。

 欧州の強豪6か国グループに入っているイタリアだが、2017年から今年3月までのテストマッチ戦績は1勝15敗(7連敗中)と苦しんでおり、現在のワールドラグビーランキングは14位。同11位の日本にとっては、倒さなければいけない相手である。

 それでも、簡単な相手ではないことも確かだ。昨年のサマーツアーでは敵地でオーストラリア代表に挑み13点差と善戦しており、日本代表がワールドカップ2019で対戦するスコットランド代表とは今年3月にローマで27−29と接戦だった。

 今回のイタリア代表スコッドで最も注目すべきひとりは、来日中に22歳の誕生日を迎えるマッテオ・ミノッツィ。昨年11月に代表デビューしたばかりのミノッツィだが、今年のシックスネーションズはFBで全試合に先発して4試合連続でトライを挙げ、大会最優秀選手賞にノミネートされた。

 さらに、今年3月のスコットランド戦で初キャップを獲得したイングランド出身のFLジェイク・ポレドリも成長著しい。グロスター(イングランド)の一員としてプレミアシップやヨーロピアン・チャレンジカップなどでもまれてきた22歳のポレドリは、ブリストルのバックローとして約500試合に出場した父ピーターの才能を受け継ぎ、祖母の出身地であるイタリアのスターになれる逸材と言われている。

 FW3列ではセバスチャン・ネグリも警戒すべきひとり。スコッドのほとんどはイタリア出身だが、23歳のネグリはジンバブエ出身で、身長194センチ、体重106キロの肉体を活かしてフィジカルバトルに強く、ダイナミックな走りも魅力だ。

 LOディーン・バッドは、かつてNECグリーンロケッツでもプレーしたニュージーランド人。ユーティリティBKのジェイデン・ヘイワードも同国出身で、ハイランダーズ、ハリケーンズ、フォースの選手としてスーパーラグビーを経験している。

 今回のスコッドで、2015年のワールドカップ経験者は9人。104キャップのFL/LOアレッサンドロ・ザンニや、94キャップのHOレオナルド・ギラルディーニ、50キャップのWTB/CTBトンマーゾ・ベンヴェヌティらが若い集団を引っ張る。

 膝の重傷でシックスネーションズを欠場したスターCTBのミケーレ・カンパニアーロは1年ぶりの代表復帰となり、CTBルカ・モリーシは3年ぶりのテストマッチ出場を目指す。


 イタリア代表は、6月2日に長野県・長野Uスタジアムでイタリア選抜としてヤマハ発動機ジュビロと親善試合をおこない、9日に大分県・大分銀行ドームで日本代表とテストマッチ第1戦、16日に兵庫県・ノエビアスタジアムでテストマッチ第2戦を戦う。

 日本代表は6月に3試合を予定しており、23日には愛知県・豊田スタジアムで、ワールドランキング12位のジョージア代表と対戦する。

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身長188センチ、体重106キロのアグレッシブなFLジェイク・ポレドリ(Photo: Getty Images)

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怪我から復活したミケーレ・カンパニアーロは25歳になったばかり(Photo: Getty Images)


<イタリア代表 来日メンバー>

【FW】 
Simone Ferrari, Andrea Lovotti, Tiziano Pasquali, Cherif Traore, Federico Zani, Luca Bigi, Leonardo Ghiraldini, Oliviero Fabiani, George Biagi, Marco Fuser, Dean Budd, Federico Ruzza, Alessandro Zanni, Giovanni Licata, Jake Polledri, Sebastiani Negri, Abraham Steyn.

【BK】 
Marcello Violi, Guglielmo Palazzani, Tito Tebaldi, Tomasso Allan, Carlo Canna, Mattia Bellini, Tomasso Benvenuti, Michele Campagnaro, Luca Morisi, Giulio Bisegni, Tomasso Castello, Jayden Hayward, Matteo Minozzi, Edoardo Padovani


<リポビタンDチャレンジカップ2018 テレビ放送予定>

■6月9日(土) 14:45キックオフ 日本代表 vs イタリア代表(大分・大分銀行ドーム)
・日本テレビ(地上波・全国) 14:30〜(生中継)
・J SPORTS(衛星波・CATV) 14:15〜 J SPORTS 3(生中継)

■6月16日(土) 14:00キックオフ 日本代表 vs イタリア代表(兵庫・ノエビアスタジアム神戸)
・NHK BS1(衛星波・全国) 13:50〜(生中継)
・J SPORTS(衛星波・CATV) 13:45〜 J SPORTS 4(生中継)

●6月23日(土) 14:45キックオフ 日本代表 vs ジョージア代表(愛知・豊田スタジアム)
・日本テレビ(地上波・全国) 14:30〜(生中継)
・J SPORTS(衛星波・CATV) 14:30〜 J SPORTS 4(生中継)

※ 放送時間は、変更になる可能性があります。

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