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山田章仁がラグビー教室企画。W杯日本大会へ「クオリティの高いものを」。

ラグビー教室をおこなった選手たち。左から小倉順平、布巻峻介、立川理道、山田章仁、木津武士
(撮影:向 風見也)


 子どもたちを集める。マイクを通し、「どのスポーツをするにしても、相手を見ることは大事です」。ステップの感覚を磨くオリジナルのメニューをおこなってから、防御をかわす神髄をシンプルに伝えた。

 日本代表のWTBとして活躍する山田章仁が3月25日、神奈川の小机競技場でラグビー教室を主催した。目と鼻の先にある日産スタジアムは、2019年のワールドカップ日本大会で決勝戦などがおこなわれる場所だ。今度のクリニックは、同大会の開催都市住民チケットの先行抽選販売を宣伝する目的でおこなわれた。今後は同種の活動を、全国各地で続けたいと山田は言う。

「もともとワールドカップを盛り上げたいという思いはあって、今回はちびっ子たちにここでワールドカップをやるんだということを周知してもらいたい…と。誰かがやらないといけないな、ということで。(今後は)日本全国でできればなと思います」

 持ち前の行動力で「バタバタしていた方が(性分に)合っている」と話したことのある山田は、かねてからチャリティー形式でのラグビー教室を実施してきた。今回は、知人である株式会社WINGの大河原亮高代表とともにイベントを企画。自治体との折衝の末、県内在住の小学生300名(各学年50名)を募集した。

 当日は参加選手5名が各所へ散り、ボランティアスタッフのサポートを受けながらそれぞれの得意分野を指導する。

 HOの木津武士がコンタクト、FLの布巻俊介がタックル、SOの小倉順平がキック、CTBの立川理道がパス…。日本代表経験者が基本スキルを伝授する流れは、「ちびっ子にはクオリティの高いことをしてあげたい」という山田が考えたようだ。

「選手にも僕から『こういうの、どう?』と声をかけました。皆もラグビーを教えるのがうまいので、助かりました。(今後も)現時点の日本代表(クラス)の選手にやってもらいたい。皆にパワーをもらいながら活動を続けたいです」

 現在所属しているサンウルブズでは、第3節で頭を強打。戦列復帰が待たれるなか、「大丈夫です。それはそれ、ということで、しっかりやります」。4月初旬は、日本代表候補が集まるナショナル・デベロップメント・スコッドに帯同する。
(文:向 風見也)

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子どもたちもラグビーを楽しんだ(撮影:向 風見也)

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