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米国の名門、エール大相手に変則40分で100-0。田中メイジ、大勝スタート。

後半に出場した明大SH梅川太我。(写真/松本かおり)



 WTB矢野湧大が3分で2トライを奪って始まった試合は、異例の幕切れとなった。

 3月17日に明大・八幡山グラウンドでおこなわれた田中澄憲新監督体制となって初めての一戦は、アメリカの名門校、エール大学を迎えておこなわれた。
 名門校とはいっても、ラグビーで名が知られるのではない、世界最高峰のひとつに挙げられる同校。香港経由の日本ツアーを敢行しているチームの選手たちは、全員が学生。大学でラグビーを始めた者ばかりだった。

 結果、試合は一方的な内容となった。
 冒頭のようにキックオフ直後から紫紺のトライショーが始まる。前半18分までに7トライを奪った。
 エール大側に負傷者が続出し、中断が相次いだ。7トライ目後の中断は、倒れた選手がその場に座り込んだまま動けなくなり、とても長い時間が過ぎた。

 来征者側から「前半はここで打ち切り」と申し出があったのは、このタイミングだった。話し合いの結果、後半は20分でおこなわれることになった。
 そうやって始まったセカンドハーフ。明大は9トライを追加した。計40分で16トライ、100得点。結局、田中体制での初試合は100-0の大勝だった。

「初采配の意識はなかった」と話した田中新監督は、一方的すぎる内容に「評価しようがない」と苦笑したが、緩んでもおかしくない空気の中で、選手たちのスイッチがオンのままだったことを評価した。
「ちょうど1年前だったら、そうはならなかったと思います」
 昨季、頂点には届かなかったが、大学選手権決勝で帝京大に20-21と迫り、準優勝した。成績の上昇とともに、チームのスタンダードが上昇していることをあらためて感じた。

 力の差を見せつけられたエール大は、大きく差が開いた後も真摯に戦った明大の姿勢に感謝した。
 SHジョー・グッド主将は、「多くの観戦者もいたし、素晴らしいホスピタリティーを感じた」と敬意を表した。
「日本には独特のラグビー文化がある。それに触れられて凄く刺激になっています」
 3月21日には帝京大と戦う予定になっている。





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