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元日本代表の伊藤鐘史氏が京産大コーチ就任 「大学日本一を目指す」


京産大のコーチに就任する伊藤鐘史氏。神山グラウンドで大西健監督と(撮影:江見洋子)

 春からは恩師とともに、大学日本一を目指す日々が始まる。
 2月20日、日本代表、神戸製鋼でLOとして活躍し、2017年度限りで現役を引退した伊藤鐘史氏が、4月から母校・京都産業大学ラグビー部のFWコーチに就任することが発表された。

 伊藤氏は京都市北区上賀茂にある大学で行われた記者会見に大西健監督とともに出席。抱負を述べた。
 大西監督が教え子をFWコーチとして招いたのは、悲願である大学日本一を実現するため。
「5年前に元木(由記雄)コーチを招いた際に、“本気で帝京大学を倒して日本一になる”と言いました。しかし、まだ帝京大学が9連覇している状況が続いています。今回、彼を招いたのは、さらに一層“本気で帝京大学を倒すんだ、本気で日本一に挑戦するんだ”という強い意志を学生たちに示すためです」

 伊藤氏は兵庫工でラグビーを始め、京産大に入学。1年からレギュラーとして活躍し、4年時には主将として、チームを関西大学リーグ2位に導いた。卒業後はリコーに入社、2009年度に神戸製鋼に移籍。2017年度で引退するまでトップリーグ135試合に出場した。2012年にはエディー・ジョーンズ日本代表前ヘッドコーチに才能を見出され、日本代表に招集された。2015年にイングランドで開催されたワールドカップにも出場。南アフリカを破ったチームの一員でもある。エディー・ジョーンズ氏の下でチームが強くなる過程を経験したことは、これからコーチを始める上で、大きなアドバンテージになる。

 伊藤氏は「大西監督に4年間指導していただいたことで、社会人で15年間プレーすることができました」と、大学時代を振り返る。
「京都産業大学には2つの理念があって、ひとつは“いついかなる時も大学日本一を目指す”。もうひとつが“学生らしく一生懸命ひたむきに”ということ。このふたつの理念を実現するために、頑張っていきたいと思っています」

 チームは今季、関西大学リーグ2位。大学選手権では準々決勝で明大に敗退している。伊藤新コーチは、春からは大西監督、元木コーチとスクラムを組んで関西大学リーグ優勝、そして打倒・関東勢を目指してグラウンドに立つ。

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