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サンウルブズが陸上自衛隊別府駐屯地でメンタル強化、絆深まった!


陸上自衛隊別府駐屯地でのトレーニングの様子 (C) JSRA

 南半球の強豪4か国(ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチン)のチームを相手にする「スーパーラグビー」で挑戦3季目となる日本のサンウルブズは、トップ5を目指す2018シーズンへ向け、1月下旬から大分県別府市、福岡県北九州市で2週間の合宿を実施。そして2月8日から3日間、九州でのプレシーズン合宿の締めくくりとなるトレーニングを、陸上自衛隊別府駐屯地でおこなった。

 ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチは今回のトレーニングを「究極の挑戦」と表現し、チームワークやメンタルタフネスなどを強化する目的があった。
 サンウルブズのリポートによると、早朝5時起床で始まった9日のトレーニングは、午前、3.5〜4.5kgの棒状の重りを持って駐屯地内敷地2.4kmを走り、その後続けて、重さ約20kgの装備品を各自担ぎ、別府市内全長13kmを歩く「徒歩行進」を実施。選手は4つのグループに分かれ、装備の重りを助け合い、完歩したという。
 午後に入ると引き続きグループに分かれて、ハーネスを用いて降下する「リペリング」と呼ばれる訓練や、事前に2分で10個の物とその配置を記憶し、その後、約100kgの丸太を担ぎながら障害物などを潜ったあと、最初に覚えた記憶を維持できているかテストする、障害走行と記憶力をはかる訓練、そしてチーム全員で協力し2本の木の間に張り巡らされたロープの間を潜って移動する「スパイダーウェーブ」という訓練を体験した。
 最終日の10日は、早朝4時30分に爆竹の音とともに非常呼集がかかり、服を着替え、指定された場所に3分以内に全員集合という命令が下る。不測事態への即応性が求められる訓練だ。そして、最後に約6.5kmの「徒歩行進」をおこない、2週間にわたるプレシーズン合宿を締めくくった。

 サンウルブズの立川理道は「タフなトレーニングでした。特にメンタル面を試される場面が多かったですし、選手同士力を合わせなければ乗り越えられない部分を、あえて課題として与えられ、いい勉強になりました」とコメント。日野剛志は「ラグビーとは違ったプレッシャーや忍耐力を求められる場面があり、チームワークを高めるという点で絆が深まりました」と話す。布巻峻介も駐屯地での訓練は経験したことのないハードワークだったと振り返り、「駐屯地に来るまでの合宿でもかなりハードなトレーニングを積んできましたが、ここでの訓練でさらに自分自身を追い込み、個人的には自分の弱い部分も認識することができましたし、そこからどう乗り越えるか? という部分も自分なりにつかめました。チームとしても、きつい状況の中で支えあうことができ、いい訓練になりました」と語った。

 サンウルブズの今季第1戦まであと2週間。チームは10日午後に一時解散し、12日に東京で再集合、24日に秩父宮ラグビー場でおこなわれるブランビーズ戦へ向けて練習を再開する。

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