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サントリーが傷害事件起こしたジョージ・スミスとの契約解除、退団発表。

サントリーサンゴリアスを去ることになったジョージ・スミス。
写真は2016年12月17日のトヨタ自動車戦(撮影:佐藤真一)


 サントリーサンゴリアスは2月1日、昨年末に強盗致傷容疑で逮捕され、のちに不起訴処分となった元オーストラリア代表FLジョージ・スミス(37歳)の退団を発表した。
 オーストラリアのメディアによれば、スミスとサントリーとの契約はあと1年残っていたとみられるが、ジャパンラグビートップリーグ王者である同チームは「被害者の方、関係者はもとより、多くの皆様にご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。本件について、刑事事件としては不起訴処分となりましたが、当社としましては、今回の事態を重く受け止め、ジョージ・スミス選手は、2018年1月末日付で契約解除し、退部するとともに、管理監督者を厳重注意処分といたしました。以上の処分に加え、今後、二度と同様の事態を起こさぬよう、選手、スタッフへの教育の徹底を講じてまいります」とコメントを発表した。

 スーパースター逮捕のニュースに世界中が驚き、ショックを受けた。スミスは2017年12月30日深夜、東京都府中市内でタクシー料金を支払わず、その場を立ち去ろうとした。その際、追いかけてきたドライバーに暴行をはたらいたため、目撃者の通報により駆けつけた警察官に現行犯逮捕された。当時、飲酒後で酔っていて、容疑を否認したスミスだが、トップリーグ連覇を果たしたサントリーサンゴリアスは優勝パレードを中止するなど、社会的影響は大きかった。

 ジョージ・スミスは20歳でワラビーズ(オーストラリア代表)デビューを果たして111キャップを重ね、2007年のワールドカップでは第75代目のキャプテンに就任した。スーパーラグビーではブランビーズの優勝2回に大きく貢献し、母国の年間最優秀選手賞に輝くこと2回。2011年にサントリーに初入団すると、3季連続でトップリーグのベストフィフティーンに選出され、連覇を遂げた2011年度と2012年度は文句なしのMVPに選ばれた。ワラビーズから退いても世界最高のボールハンターと称えられ、その後、フランス、イングランドでも活躍し、2016年にサントリー復帰。前年度9位だったチームを活性化させて4季ぶりの王座奪還に貢献し、4回目のベストフィフティーンを受賞していた。
 2017-18シーズンは負傷のため、昨年10月のパナソニック戦を最後にプレーできていなかった。

 スーパーラグビーではレッズに所属しているが、現在はリハビリ中ということもあって、トレーニングには参加できていない状態だという。

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