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東海大が同志社大を圧倒し2年連続決勝進出! 湯本副将「誇りに思う」


同志社大のタックルを受けながらも前進しようとする東海大のPR渡邉隆之(撮影:松本かおり)

 第53回全国大学ラグビー選手権大会は1月2日、東京・秩父宮ラグビー場で準決勝がおこなわれ、昨年度準優勝チームの東海大(関東大学リーグ戦1部 優勝)が11年ぶりにベスト4入りした同志社大(関西大学Aリーグ 2位)を74−12と圧倒し、2年連続3回目の決勝進出となった。

「同志社は足の速いBKがいて、ラグビーの理解力が高いチーム。自分たちのやってきたことに集中して、正しく厳しくプレーすることにフォーカスして戦った」(東海大・木村季由監督)

「東海はペナルティをしないし、プレーの精度が高い。ファイナリストとして戦ってきたチームの差を感じた」(同志社大・山神孝志監督)

 東海大は開始早々、相手の反則により敵陣深くで攻撃となり、2分、NO8テビタ・タタフがモールから持ち出してゴールに突っ込み、先制した。さらに9分、ゴール前のスクラムで優勢となり、日本代表キャップ保持者のNO8タタフがサイドアタックで連続トライ。12分にはモールで前進したあと展開し、CTB鹿尾貫太が中央のギャップを突いて抜け出しゴールに持ち込んだ。

 対する同志社は17分、テンポよく敵陣22メートルライン内に入り、FB崎口銀二朗が抜けてトライを奪い返した。さらに24分、ディフェンスでプレッシャーをかけ、CTB永富晨太郎のタックルで相手が落球、ボールを奪い返して自陣からのカウンターとなり、最後はWTB安田卓平がゴールへ駆けた。

 たちまち9点差に詰められた東海大だが、31分、ゴール前のスクラムで圧力をかけてまたもNO8タタフがトライを奪い、流れを変えた。そして、リスタートのキックオフを同志社が失敗し、センタースクラムで再開。出てきたボールを東海大のSO眞野泰地がキックで裏のスペースに転がし、チェイスして相手WTB松井千士にプレッシャーをかけたWTB藤崎眞樹がインゴールに押さえ、貴重な追加点を挙げた。
 37分にも東海大はゴールに迫り、密集から持ち出したNO8タタフがこの日4トライ目。

 40−12で折り返した東海大は後半も勢いは止まらず、後半早々、LOテトゥヒ・ロバーツの突破でチャンスとなり、バックスに展開してWTB藤崎がフィニッシュ。6分にはFL西川壮一のトライで50点に到達した。東海大はその後、4トライを追加し(タタフは結局5トライ)、堅いディフェンスは後半一度も相手に得点を許さず、完勝となった。

 敗れた同志社大の山田有樹キャプテンは「最初にミスから始まり、ブレイクダウン、スクラムで圧力を受けて、思い通りにアタックできる時間がなかった」と悔しさをにじませた。

 一方、負傷で途中交代したFL磯辺裕太キャプテンに代わってチームをまとめた東海大の副将、SH湯本睦は「同志社の強みを消して、自分たちの強みを存分に出そうと臨んだ。準決勝という大きな舞台でこのようなゲームができて誇りに思う」と胸を張った。

 東海大は2009年度と2015年度にファイナルの舞台に立ったが、まだ栄冠を手にしたことはない。そのとき苦汁をなめさせられた因縁の相手、帝京大に、1月9日の決勝で再び挑む。

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