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【関東大学リーグ戦1部】 流経大が全勝を守る。拓大は初勝利


流経大は後半27分、ようやくモールから同点へ(撮影:見明亨徳)

 関東大学リーグ戦1部は11月3日、東京・八王子の上柚木陸上競技場で2試合をおこなった。
 ここまで4戦全勝の流通経済大は中央大と対戦。後半27分にようやく22−22の同点に追いつくと、そこから3連続トライを奪い逆転、41−22で、東海大と並び全勝とした。
 第1試合では日本大と拓殖大が対戦し、拓大も前半20分までリードを許したが、FWで押し、前半だけで5トライを奪い返し33得点で逆転すると、後半も勢いは止まらず計11トライ、75−19で今季1勝目を挙げた。

 流経大×中大戦。残り15分のみ流経大が上回った。
 試合開始4分、中大が流経大陣左ラインアウトをモールで押し込みNO8赤池海が先制トライ。中大は流経大のアタックを止めると、さらに反則を得、確実にラインアウトへ。13分、中大がラインアウトでミスしたボールを流経大がキックで返したが、そのボールをリターンしFB楠本航己が右中間へ運んだ。
 流経大は20分、敵陣へ入り、SH中嶋大希がようやく5点を返す。
 その後、中大は36分にラインアウトから、流経大は40分に自陣からの攻撃で1トライずつ挙げ、10−17と流経大が7点ビハインドで前半を終えた。

 後半も開始から中大に勢いがあった。3分、自陣の左スクラムから中央へ回し、CTB白井吾士矛が内へ切り込んだ。流経陣へ入ると最後はFB楠本がトライラインを越えた。しかし2分後、流経大は中大ゴール前でラインアウトを得る。モールからゴールラインに迫ってラックを繰り返し、トライを奪った(17−22)。
 その後、両チームともお互いに攻め合うも得点を奪えず。残り15分、前半から流経大の重いアタックを受けてきた中大の足が止まってきた。そして27分、流経大は中大陣22メートルで反則を得ると、PGは狙わずタッチへ。ラインアウトからモールを押し込み、NO8大西樹がインゴールで押さえ同点になった。
 34分には自陣のラックから流経大のCTBシオネ・テアウパが快走し、CTB山和喜が逆転トライ。流経大はさらに2トライを積み重ね、41−22で振り切った。

 冷や汗勝利の流経大・内山達二監督は「入りが悪くバラバラだった。同点の場面、『この試合はモールでいけるところは取り切る』を出せた。勝てて反省できることが良かった。残りの大東大、東海大、(出場資格を得た)大学選手権にはこれでは勝てない」と反省した。
 一方、中大の松田雄監督は「あと15分。前半から流経大とのぶつかりで体力を消耗して続かなかった。ここが修正課題」。3勝2敗となり、大学選手権出場への残り1枠を確保するために12日の東海大戦、27日の大東大戦に最善を尽くす。

 第1試合で戦った拓大も流経大同様に入りが悪く、日大にあっさりと2トライを奪われ12点のビハインドを背負った。しかし、強みに戻ることができた。前半から「スクラム、モールは押していた」(PR具智元)。
 18分、日大ゴール前5メートルの拓大スクラム。日大からコラプシングを誘うと、再スクラムを選択し、NO8石田浩洋がファイブポインターとなった。ゴールキックをWTB林謙太が決め、7−12へ。拓大に勢いが戻った。6分後、左ラインアウトからモールを押し順目へ展開、WTB林が同点トライを挙げ、自らゴールも成功で14−12と逆転した。さらに32分、ラインアウト、モールでLOシオネ・ラベマイが5点を追加。3分後にはWTB林が2本目のトライを奪うなど、前半で33−12とした。
 結局、後半も6トライを挙げ75−19で圧勝した拓大。具は「とにかく入替戦を避けたかった」と一安心。遠藤隆夫監督は「最初は体が動いていなかった。選手たちは自分たちの強みに戻ってくれた。残りも勝つ」とコメントした。
 日大・川松真一朗監督代行は「主力がケガをしてしまい戦力が足りない」と、1部で戦う悩みがチームをシーズン後半に覆っている。
(文:見明亨徳)

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勝利を逃した中大。LO牧野真也が前半3つ目のトライを奪う(撮影:見明亨徳)

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強みのFWで逆転した拓大。LOシオネ・ラベマイのトライ(撮影:見明亨徳)

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