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大東大が同大との熱闘制し16季ぶりベスト4! 明大も5年ぶり準決勝へ

同志社大との大一番で大きな仕事をした大東文化大のWTBラトゥ クルーガー(撮影:前島進)


 第52回全国大学ラグビー選手権大会の準決勝に進む残り2枚の切符を獲得したのは、大東文化大と明治大だった。

 セカンドステージ、プールCの最終戦。関東大学リーグ戦1部4位でアドバンテージポイント0点ながら2連勝で波に乗る大東文化大(前節終了時に勝点12)と、第2節の筑波大戦で黒星を喫しながらも1勝1敗(勝点9)で4強入りの可能性を残していた関西王者・同志社大の直接対決が、27日に滋賀・皇子山総合運動公園陸上競技場でおこなわれ、大東文化が33-31で熱戦を制した。

 大東文化は開始早々、切れ味鋭いラインブレイカーのCTB戸室達貴がゴールへ駆け抜け先制した。15分にはフラットパスを受けたWTB中川和真が突破して追加点。しかし同志社は34分にモールで押し込み、38分にはバックスが崩してWTB氏家柊太が左タッチライン沿いを疾走し、14-14で折り返した。

 10大会ぶりの準決勝進出をめざす同志社は後半早々、東福岡高校出身1年生CTB永富晨太郎のビッグタックルで相手を慌てさせゴール前ラインアウトとなり、力強いモールドライブで勝ち越し。49分(後半9分)にもFW8人が塊になって押し込み、同志社は10点リードするとともにボーナスポイントを手にした。

 苦しくなった大東文化はその後、ミスキックもあって雰囲気を悪くしたが、60分、パワフルランでゴールに迫ったLOタラウ・ファカタヴァを副将のLO長谷川崚太がサポートし、トライとキック成功で3点差に詰めた。66分にまたも同志社がモールで押し切りリードを広げたが、その4分後、モスグリーンジャージーの男たちも敵陣深くに入ってWTBラトゥ クルーガーがファイブポインターとなり、26-31、同志社のリードは5点で終盤の戦いに突入した。

 そして74分、相手のノックオンで大東文化がボールを手にし、FB大道勇喜が自陣からブレイクスルーで大きくゲイン、左を駆け上がってきたWTBラトゥにつなぎ、同点となった。大東大OBで日本代表でも活躍したシナリ・ラトゥ(ラトゥ志南利)氏の息子は、コンバージョンも決め33-31と逆転。
 ラスト5分、力を振り絞って攻めた同志社だが、77分に敵陣22メートル内でのマイボールラインアウトを失敗。その後もフェイズを重ねたが、規律良く懸命に守った大東文化を崩せず、やがてノーサイドの笛が鳴った。

 16シーズンぶりのベスト4入りとなった大東文化大は、1月2日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれる準決勝で、7連覇を狙う帝京大(セカンドステージ・プールA全勝)に挑戦する。

 プールDで2連勝し、最終節で負けてもボーナスポイント1点を取れば4強入りと有利な状況にあった明治大(関東大学対抗戦A 2位扱い)は、27日に東京・江戸川区陸上競技場でおこなわれた立命館大(関西大学Aリーグ 3位)との試合に48-12で快勝。

 立命館にキックオフボールをキープされ、開始40秒も経たぬ間にノーホイッスルトライを決められた明治だったが、前半6分、得意のスクラムで優勢となって認定トライを得、同点に追いついた。
 その後、PGでリードした明治は30分、ゴール前のラックからPR塚原巧巳が突っ込んでトライ。前半終了前にはパワフルなFW陣が力強く縦に前進し、連続攻撃でBK展開してCTB尾又寛太がフィニッシュ、前半を22-7で終えた。
 そして後半6分、敵陣22メートル内のスクラムから持ち出したNO8松橋周平がゴールラインを越え、チーム4トライ目。ボーナスポイントを獲得し、この時点で明治大の準決勝進出が決まった。
 立命館も懸命にファイトしたが、明治はその後3トライを追加し、プールD3戦全勝でファイナルステージ進出となった。

 明治大は5大会ぶりに4強入り。準決勝では、プールBを全勝通過した東海大(関東大学リーグ戦1部 1位)と対戦する。

 なお、47大会ぶり5回目の全国大学選手権出場となった関西大は、法政大を29-24で下し、歴史的な初勝利を挙げている。


<第52回全国大学選手権大会 2ndステージ 最終節結果>
・帝京大 105-0 中央大
・関西大 29-24 法政大
・東海大 48-15 早稲田大
・天理大 41-5 朝日大
・同志社大 31-33 大東文化大
・筑波大 64-7 慶應義塾大
・明治大 48-12 立命館大
・流通経済大 35-17 京都産業大



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