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早明戦、明大が勝利し対抗戦優勝! しかし、両軍とも反省。

バックス展開する明治大のSH浜野達也(撮影:矢野寿明)

<関東大学対抗戦A> 
早稲田大 24-32 明治大
(2015年12月6日/東京・秩父宮ラグビー場)


 2万人超の観客を集めた正真正銘の「前売り券完売」のグラウンド。丹羽政彦監督いわく、明大が「早大の強みを出させてしまった」のは、ゲームが中盤に差し掛かった頃だ。
 前半19分に10-5と勝ち越してからは終始リードを保ったが、後半、なぜか反則で相手に好機を与え続けた。好機を得た格好の早大は、敵陣ゴール前から小さくとも固いモールを多用する。後半14分にCTB岡田一平主将、25分にはHO貝塚隼一郎と、塊に加わった人が順にトライした。17もあった点差を、24-29と一気に詰めたのだ。
 CTB岡田主将が「準備していたことができたのは収穫」と語る一方、対面のCTB梶村祐介はこうだ。
「反則で…。レフリーの言ってくれたことに対して反応できなかった」
 前半40分に日本代表で早大のFB藤田慶和副将をはじいてインゴールを割ったWTB成田秀平も、明大の白星に改善点を見出していた。
「後半、『ノーペナルティー』という声が少なかった」
 対抗戦優勝を決めた明大がトラブルの要因を自分たちのプレーに求める一方、早大もまた、自分たちのプレーを反省する。5点差を追う前半26分頃、敵陣深い位置での攻撃時。ランナーが前方の味方とぶつかり、オブストラクションと判定された。5-17と点差を広げられる、約1分前のことだった。「ちょっとしたミスからトライを取られた。もったいなかった」とは、あえて笑顔で未来を見据えるFB藤田副将である。
 翌週からの大学選手権で王座を狙う者同士。以後、どう伸びるか。
(文:向 風見也)

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今年度の早明戦の観衆は2万2342人。勝利を喜ぶ明大サポーター(撮影:矢野寿明)

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