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帝京大は我慢強さで淡々と勝利 東海大は「通用する部分も…は通用しない」

Teikyo Tokai

春の力比べ。帝京大×東海大(撮影:松本かおり)


 関東大学対抗戦と同リーグ戦の交流リーグである関東大学春季大会のAグループ(前年度の各団体での上位3校による総当たり戦)では、大学選手権6連覇中の帝京大(対抗戦A・1位)が3連勝。24日、東京・帝京大グラウンドで東海大(リーグ戦1部・2位)を59-19で制し、勝点18に伸ばした。1勝1敗となった東海大は勝点を6とした。両チームとも次は東京・早大グラウンドで早大(対抗戦A・2位)と激突する(東海大は31日、帝京大は6月7日)。

 王者は集中力を示した。東海大のPR五十嵐優が一時退場処分を受けている間の前半27、30、33分に続けてゴールラインを越えた。38分には、新人のWTB竹山晃暉が守備網の凹凸を見抜いた。ステップを切り、インゴールを割った。前半のスコアは33-7。ハーフタイムが明けると、帝京大のボール保持者はより前進できるようになった。さらに加点する。この日は4トライのWTB竹山は、こう振り返った。

「前半は相手のディフェンスもきつかったんですけど、その時間に我慢ができたことで(中盤以降に)帝京のラグビーができた。我慢強さが出た。僕はまだチームのことをうまく表現はできないですけど、そう思います」

 東海大は、序盤こそ1対1のぶつかり合いで応戦。相手ボールラインアウトは再三ターンオーバーした。FL磯辺裕太、FL藤田貴大は密集で激しく、WTB石井魁ら走力あるランナーも活きた。しかし、再三の反則で後手を踏んだ。前半18、後半26分にトライを挙げたWTB石井は「自分たちのペナルティーでリズムを悪くした」と反省した。

「やっている感覚では遜色なかったけど、(攻守が切り替わった直後などの)リアクション、ファイトの部分でまだまだだったかなと思いますね。コミュニケーションを含めた1つひとつのプレーの精度や判断を上げていかないと」

 ノーサイド。敗れた木村季由監督は選手を集めて、訓話。

「自分たちで綻んだ。相手はその綻びを乱そうとした。ここが大きな差。通用する部分もあった、という話は通用しない」

 一方、HO坂手淳史主将らレギュラー格の多くが欠場していた帝京大の岩出雅之監督は、「こちらの若い(経験が浅い)メンバーが自信を持ってくれるゲームになれば、と思っていた。うちのBチーム(控え組)レベルの子が、相手のAチーム(主力)に対して十分にやっていけると感じてくれたことが収穫。ただ、コンスタントに頑張らないと(帝京大の)Aチームには止まれない。3、4年生は特に」と淡々と話した。

(文:向風見也)


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