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東海大が19点ビハインドから逆転勝ち。今季の攻撃的スタイル披露

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東海大2年目のCTB池田悠希は高い攻撃力を披露した(撮影:直江光信)


 5月17日、関東大学春季大会グループAの東海大×明大がおこなわれ、今季初戦となった東海大がホームで8トライを奪い、50-26で白星発進した。

 先制したのは明大で、前半18分まで3連続トライを挙げて19-0とリードを広げる。ただ、東海大にすれば昨年よりも広いラインで大きく展開してフェイズを重ねるラグビーに挑戦中で、初戦だったこともあり、序盤はミスが多発。無理にパスをしたり、ノックオンなどの細かなミスを続出して、ターンオーバーから失点を招いた。

 それでもチームは焦ることなく対処した。25、32分とモールを起点に2トライを返すと、37分にはカウンターからWTB石井魁が豪快に走り、ゴール前のラックからCTB池田悠希(2年/東海大仰星)がトライ(19-17)。さらに前半ロスタイムにはFB近藤英人がギャップを瞬時に抜いてトライ。24-19と逆転に成功した。

 後半は東海大の攻撃力が試合を支配する。新戦力のCTB池田にとっても広めのラインが効果的で、何度もラインブレイクして連続攻撃に結びつけるなど才能を垣間見せた。
「まだ初戦で精度が高くないので、ミスは出ました。流れの中で攻めるところを増やしたいので挑戦中ですが、秋には整備して臨みたい」と東海大・木村季由監督。秋の完成が楽しみになる攻撃スタイルで、大学では脅威になるだろう。

 前半20分までの勢いが続かなかった明大。ルーキーのFL井上遼(報徳学園)、SO忽那鐘太(石見智翠館)、CTB渡邉弐貴(國學院栃木)、WTB高橋汰地(常翔学園)が先発して才能の片鱗を見せたが、チームとしての戦い方、意思統一が東海大ほどではなかった印象。「個々に戦術理解の差がある」と明大・丹羽政彦監督も話すように、まだ春ではあるが急がれる部分だ。
(文:福田達)

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後半25分にトライを挙げた東海大のWTB豊島直哉(撮影:直江光信)


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