国内

【関東大学春季大会】連続攻撃の慶大×大砲爆発の大東大 乱打戦に両軍反省

keio

ボールを送る慶應義塾大のSH南篤志(撮影:松本かおり)


 関東大学春季大会のグループBでは、関東大学対抗戦Aで昨季4位の慶大が同リーグ戦1部で前年度4位の大東大を52-40で制した(神奈川・慶大グラウンド)。

 伝統的に粘りの守備を長所としてきた慶大。いずれも本拠地グラウンドでおこなった2日の中大戦(リーグ戦1部・5位/○29−24)、6日の山梨学大戦(リーグ戦1部・6位/○33−21)では「らしさが出ていなかった」と金沢篤ヘッドコーチは見ていた。フォーカスポイントに掲げた「レッグタックルと運動量」という点では「(以前より)良くなっている」と認めたが、「ディフェンスチームを目指しているのに失点が多かった。そこは反省」とも続けた。

 攻めては規則性ある展開でペースを握った。5-7と2点差を追う前半13分には、左右に球を散らして守備網をかく乱。CTB田畑万併の左中間での突破でさらにリズムに乗り、HO松岡大介の逆転トライなどで12-7とリードを奪った。後半は10、19、22分と加点し、45-19と試合を決める。SO矢川智基主将と「ダブルSO」を組んでいるというCTB青井郁也は、相手との間合いを持ったポジショニングとキックでアクセントとなった。

 もっとも、大東大のWTBホセア サウマキも走りに走った。

 前半24分には真正面のタックルを弾き飛ばしながら、自陣から約60メートルを爆走する。パスを放った先で慶大が反則を犯し、ラインアウトモールからの追撃を誘った(19-14)。後半30分には敵陣ゴール前左のスクラムからパスを受け取ると、密集地帯を力で突っ切った。「慶大のロータックルは低く、速い。こっちも低く当たらないと。(周りの)サポートが速ければもっと行ける」と収穫と手応えを語った。

 豊かなスピードで2トライを挙げたNO8長谷川崚太が「継続していたら(点が)取れていたところもあった。(攻める)途中のミスがもったいなかった」と反省する一方、慶大のCTB青井も課題を指摘した。

「こっちのテンポでラグビーができているうちはいい感じだったけど、強い奴に間合いを持たせてしまうと…。こんなにトライを取られていてはいけないので、ゲームを通してキープレーヤーを封じ込められるよう修正していきたいです」

 白星の慶大は戦績を3勝0敗で勝点を18に積み上げ、31日には同じ地で青山学大(対抗戦A・6位)とぶつかる。ここまで0勝2敗で勝点2の大東大は、やはり31日に山梨学大と対戦する(埼玉・大東大グラウンド)。
(文:向風見也)


RMワールドカップ2019ラグリパcolumn2