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NZU来日初戦快勝も、関西学生代表の心意気伝わる。

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互いの体と魂がぶつかる好ゲームだったNZU×関西学生代表。
(撮影/新屋敷こずえ)

 最後には、王国からやって来た漆黒のジャージーが笑った。しかし、ファンの拍手は敗者にもたくさん届けられた。関西学生代表の選手たちは、結果を悔しがったが、胸を張っていた。4月26日、花園ラグビー場。関西ラグビーまつりでおこなわれたNZU(ニュージーラン大学クラブ代表)×関西学生代表は40-19。スコアから想像するより、スタンドが沸くことの多い80分だった。

 前半、関西学生代表は14-17と接戦に持ち込んだ。先制トライを奪ったのは前半10分過ぎ。SO清水晶大(関西学院大)がラインブレイクし、下良好純(京産大)も走る。ゴール前まで迫った後、トンガ・モセセが飛び込んだ。20分にPGを返されるも、22分には一体となって連続攻撃を仕掛けてジリジリと前進。最後はSO清水が飛び込んで追加点を挙げた。
 後半11分にPK(タッチへ)→ラインアウト→モールと攻めたて、NO8セコナ・トプイがインゴールに押さえて1点差に迫った関西学生代表(19-20)。奮闘を支えたのはFWの踏ん張りだった。接点で引かずファイとする。隙あらばボールをもぎ取る。そのボールをBKが積極的に使って試合の均衡を保った。司令塔の清水は「最後は相手の集中力の高さを感じたけど、(相手の大きさやパワーに)びびらずに攻めていけたことが良かった」と話した。キーマンを投入してきたNZUにラスト20分に3トライを重ねられて敗れたが、大西健監督は「(全員にとって)勝ち負けを超えて自信になったと思う」と選手たちを称えた。

 関西協会の坂田好弘会長も、熱を帯びたスタジアムの雰囲気に目を細めた。
「今日は(関西学生)Aリーグの8大学と(大阪)体育大学と大阪産大のすべての部員が(スケジュールを調整して)観に来てくれた。みんな(関西学生代表に)選ばれた誇りと、みんなが応援してくれている前で立派に戦えた自信を得たと思いますね」
 青い空と緑の芝。そしてプレーヤーたちの心。いろんなものが重なって、ラグビーのよさをあらためて感じる一日になった。



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