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名門ランドウィックで上昇中。君島良夫、豪州でのびのび。

kimishima

好調イーストウッドに完敗も、背番号「15」での可能性も示した。(撮影/YASU TAKAHASHI)


 トップリーグ、NTTコミュニケーションズを昨季限りで離れ、オーストラリアに渡った君島良夫がシドニーの名門、ランドウィッククラブで期待を集めている。6月28日におこなわれた試合ではセカンドグレードで出場した。

 君島は6月11日にシドニーに到着後、名門ランドウィックに合流。到着翌日の練習1日のみで、その週末のサードグレード(3軍)のワリンガ戦にSOとして先発、フル出場した。その試合には敗れたものの、2G1PGと早々に得点を記録して評価を高めた。また、2週目も引き続きサードグレードの司令塔を任され、27-8でウェストハーバーに勝利。自身にとって嬉しい初白星を手にすると、そのままセカンドグレードの試合に後半途中より出場して僅差のゲームの勝利に貢献した(20-14)。ちなみに、この週のサードグレード戦では元ワラビーズHO、アダム・フレアー(ブランビーズ→ワラターズ→レベルズ)とともにプレーした。

 そしてセカンドグレードのメンバーとして先発したのが28日の試合だった。任されたポジションは君島自身、過去に経験のないというFB。相手は昨シーズン全グレード(1〜4軍)がグランドファイナリストとなった強豪イーストウッドで、そのセカンドグレードは、今季開幕以来無敗(12勝1分)を続けている強敵だった。
 チームの勢いの差が出て試合は12-59の大敗。しかし、数少ないボールタッチの機会に集中した君島はボールを有効に運び、フェーズを重ねた場面ではファーストレシーバーとなることも多く、このグレードでのゲームメイクも問題ないことを首脳陣にアピールした。新たなポジションの可能性も含め、敗戦の中にも収穫のあるゲームとなった(同試合のイーストウッドの10番は元トンガ代表、神戸製鋼でも活躍したピエーレ・ホラ。以前に比べ体が重そうだが、まだまだ活躍!)。

 わずか3週で着実にステップアップしている君島。日本人としては昨年シドニー・ユニでプレーした城彰(PR/キヤノン)に続く、「シュートシールド/Shute Shield」(ファーストグレードによるクラブラグビーのトップコンペティション)出場も視野に入ってきた感じだ。本人のキャラクターもあり、すぐにチームに溶け込み、仲間とも充実した日々を過ごしていることも活躍の一因となっている。
(文・YASU TAKAHASHI)


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